第69回大会として予定されていた自転車レース、Tour of Southland は、先週の「地域的に前例のない気象事象」に端を発した復旧作業が続いているため、延期されると Cycling Southland が発表しました。
このレースは、本来 11月2日から8日まで開催される予定でした。
主催者は、地域で非常事態宣言(State of Emergency)が出されているなか、交通管理などのリソースを優先させる必要があるとして、延期を選択しました。
Cycling Southland 会長の Julian Ineson 氏は、スポンサー、資金提供者、地方自治体、送電会社などとも調整を行ってきたと述べ、「非常に難しい決断でしたが、サウスランド全域の被害の深刻さと清掃作業が流動的であることを考えると、正しい判断だと信じています」と語りました。
また、「これは例外的な状況ですが、サウスランドの皆さんが今どれほど厳しい状況にあるかを私たちは理解しています。サービスの復旧を優先すべきです。そして私たちは再編成を行い、イベントの代替日程を検討します」とも付け加えました。
大会ディレクターの Waine Harding 氏も「今年の大会準備には非常に多くの作業が積み重ねられてきましたが、今はそれ以上にリソースが求められている状況です」と述べています。
主要スポンサーである SBS Bank の最高経営責任者 Mark McLean 氏も、「予定どおり開催できず残念ですが、プライマリースポンサーとしてこの判断を理解し支援します。今はサウスランド地域社会の福祉が最優先です」とコメントしています。

