統計局が発表した今年6月期の年間消費者物価指数(CPI)の上昇率は、前年の予想を大きく上回る「4.1%」を記録し、直近2年間で最も高いインフレ水準に達しました。
この物価急上昇の最大の引き金となったのは、中東での緊張高まりに伴う世界的な原油高で、ニュージーランド国内のガソリン価格や輸送コストが直接的に急騰したことが大きく影響しています。生活必需品や食品価格、家賃の上昇も続いており、国民の購買力が著しく圧迫されている状況です。
金融アナリストは「今回の高インフレ数値は、先週準備銀行(RBNZ)がサプライズで実施した政策金利の利上げ判断を裏付けるものとなった」と分析。
しかし、ガソリン代などの供給サイドに起因するコスト高は金利操作だけでは抑え込みにくく、エネルギー価格の高止まりが長引けば、さらなる追加利上げの可能性も排除できないと指摘しています。
住宅ローンを抱える中間層や企業経営者からは、利息負担と物価高のダブルパンチに対する悲鳴が上がっており、政府に対して迅速な家計支援策やエネルギー安定化への対応を求める声が強まっています。
