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燃料価格の高騰が圧迫、5月の政策金利(OCR)引き上げの可能性を専門家が示唆

ニュージーランドの有力経済調査機関「Infometrics」のブラッド・オルセンCEOは、記録的な燃料価格の上昇によりインフレ圧力が強まっており、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が早ければ今年5月にも政策金利(OCR)を引き上げる可能性があると警告しています。

Infometrics(経済調査会社)の最高責任者ブラッド・オルセン氏は、5月のOCR引き上げの可能性について触れました。

中東情勢(イランを巡る紛争)の影響で燃料価格が急騰。3月の燃料支出は前年比10%増だが、価格自体は約14%上昇しており、消費者は「より多く払い、より少ない量しか得られない」状況にあということです。

3月の統計では、軽油(ディーゼル)価格が前月比で約43%、ガソリンは約19%という、統計開始以来最大の月間上昇幅を記録。

燃料費の高騰が他の消費活動を抑制しているだけでなく、企業が価格転嫁を行うことで「二次的なインフレ(Second-round effects)」が発生する懸念があります。

これにより、中央銀行が想定していたインフレ抑制シナリオが崩れ、早期の利上げが必要になるリスクが高まっています。

燃料は経済のあらゆる場面で必要とされるため、消費者は支出を簡単に減らすことができません。オルセン氏は、家計が燃料費に圧迫される一方で、インフレを抑えるために住宅ローンなどの金利も上がるという「ダブルパンチ」が、数ヶ月以内に現実味を帯びてくると分析しています。