旅行業界は、この夏海外からの旅行者不在によるNZ$6ビリオンドルの補填に途方に暮れている。
Tourism Industry Aotearoによると、海外からの旅行者は通常12月と1月にNZ$3ビリオンドルをもたらす。国内旅行をするニュージーランド人が増えたとは言え、海外からの旅行者による経済効果とは比べようもない。さらに海外からの旅行者は2月と3月にもNZ$3ビリオンドルをもたらすが、国内のニュージーランド人はこの時期は仕事に戻ってしまう。ビーチや湖を持つ観光地は、国内旅行者で例年並みに賑わう場所もあるが、その他の地では集客に苦戦している。
ゴールデンベイ、エイベル・タスマン周辺地域そして、コロマンデルも今夏は大いに賑わっている。モツエカの人気レストランSmokeing Barrel Restarurantは、アメリカンスタイルのスロークックミートとドーナツで有名だが、この夏は記録破りの大人気店となっている。特にドーナツは一日に700個売れる勢いで、午後2時には売り切れてしまう。
逆に苦戦を強いられているのは、フォックス・グレイシャー、フランツ・ジョーゼフ・グレイシャー、テ・アナウなど。クィーンズタウンとウェストコーストでヘリコプター観光、ミルフォードサウンズのボートクルーズなどを運営する旅行会社Totally Tourismでは、その利用客80~90パーセントが外国人。
オーナー、マーク・クイックフォール氏は「昨年はヘリコプター20機を使用していましたが、この夏はたった9機で回しています。オーストラリアとのトラベルバブルが開始されるか、ワクチンの効果で国境が開くかに期待しています」と苦しい胸中を語った。
