ニュージーランド政府は、教師からの昇給要求に対して、およそ15億ドルを支払うことを提案した。
今回の新しい提案内容は、組合員のみに1,500ドルの一時金、給与表に最高給与額90,000ドルの新設、すべての適格な教師に対して優先教師補給手当2,500ドルの支払い、男女中立の育児休業制度への変更、などで、これによりほとんどの教師が12,000ドルの昇給を手にすることになる。また、これまでは中学校教師の方が小学校教師より給与が高いことや学校のある地域によって給与が違うなどの状況があったが、今回の提案では統一された基本給与表を持つことになる。
先日、小中学校教師組合は5万人にもおよぶメガストライキを実施した後で、政府と合意に達することができなければ追加の行動に出ると警告していた。今後は、この提案を受け入れるのかどうかの教師による投票が行われる。
