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オークランド空港に「荷物のホテル」 全長10kmの新手荷物システムで待ち時間短縮へ

オークランド空港は、空港の統合ターミナル計画の一環として、全長約10kmの新しい手荷物コンベヤーシステムと、最大3000個の荷物を一時保管できる「バッグ・ホテル」を整備する。NZヘラルド紙などが報じた。完成は2029年の予定で、ターミナル全体の開業時期(2028〜29年)に合わせて稼働する見通しだ。

新システムのコンベヤー網は、現在の設備の約3倍の長さになる。荷物は1つずつ専用のトレーに載せられ、無線ICタグ(RFID)で追跡される。バッグ・ホテルは高さ6.5メートルのラックが約800平方メートルにわたって並ぶ構造で、小型のロボットクレーンが荷物の出し入れを自動で行う。手荷物の受け取りを速くし、混雑時の詰まりを減らすのが狙いだ。

ソフトウェアはデンマークで開発されたもので、シンガポールのチャンギ空港やクアラルンプール国際空港でも似たシステムが使われている。空港側は稼働前に1000回を超える試験を行ったとしている。同空港のムレー・バート最高インフラ責任者は、現行の仕組みについて「数十年にわたり役目を果たしてきたが、継ぎ足しを重ねた結果、いわば“スパゲッティ・ジャンクション”のようになっている」と説明した。

現在の空港には自動手荷物預け機が22台あり、月に約6万2500個(繁忙期は約9万個)を処理している。2026年中にさらに15台が追加される予定だ。費用については記事では明らかにされていない。