クライストチャーチのボランティアグループ、ザ・リペア・レボリューションはリッチモンドのコミュニティハウスで月1度集まる。ここでは、壊れた物、擦り切れたり、何かが無くなってしまった物をもう一度使えるようにする作業が行われる。
電気工事士のアラン・リーフティングさんとルディ・クレマースさんは、壊れたトースターを修理していた。
「例えば、これが店に持ち込まれ修理をする場合、少なくともNZ$45ドルでまず受け付け、時間と労力次第でNZ$200ドルくらいまでかかるでしょう。誰も修理したがらないのは当然でしょう」とリーフティングさんは語る。
別のコーナーでは、グラブ・マックマスタースさんが穴の開いたマットレスをかがっていた。
彼女はこのグループに来るようになって、かがり縫いのやり方を学び、今はそれを別の仲間に教えている。
別のボランティア、ビンセント・レイデさんは壊れたコンピューターのマウスを見ていた。
「こういう物を直すことは案外簡単なのですが、大抵の人は怖がって試そうとしません。オンライン上で修理の仕方を探して、それに従えばいいのです」とレイデさん。
グループのまとめ役の1人、セーラ・プリチェットさんは、「私たちの主な目的は、壊れた物を修理して、埋め立て地行きのゴミを少しでも減らすことです。壊れたらすぐにゴミ箱に捨てたり、新しい物を買うのではなく、直そうとする意志をもってほしいのです」と語っている。
