ハミルトンガーデンは、各国の歴史や文化を象徴したテーマガーデンがあることで有名だが、この度18番目のテーマガーデンとして、古代エジプト神殿をモチーフにしたガーデンがお目見えした。
エジプトガーデンはエジプト大使のディーナ・ファロウク・エル・セヒィ氏によって開場された。
このガーデンは、紀元前2040年から1782年の中王国時代の典型的な神殿に基づいている。
考古学者によって古代エジプト庭園についてはよく知られているが、実際に再現したのはハミルトンガーデンが最初と想定される。
ハミルトンガーデンのビジター・サービス担当者、タムシン・ウェブ氏は「ガーデンの外側は、神殿が発見された時同様に荒廃した古代の遺跡のように見せかけ、いざ中に入って神殿庭園を見るとまるで時を超えたように感じるはずです」と語る。
実際の古代エジプトでは、神殿庭園は王族と神官のためのもので、一般人は入ることが許されていなかった。
神殿の外側はファラオの威光を誇示し、内側は神への畏敬を映しているという。
本ガーデン造園には、オークランド大学とオックスフォード大学のエジプト学者が携わり、デザイナーのピーター・シーゲル博士は出来る限り本物に近づけるために、エジプトへも足を運んでいる。
ハミルトンガーデンでは、今後さらに12のテーマガーデンを造園し、合計で30テーマのガーデンになる予定。
