ロックダウン中新学期を迎えるニュージーランドでは、多くの子ども達がオンラインビデオを通じて、キッチンテーブルや子供部屋の机から先生とつながる。

子ども向けエンターテインメントのスター、スージー・ケイトがテレビに現れる時、子どもを抱える親たちは大いに助かっている。教育省は、通常学校のある月曜日から金曜日まで、毎日6時間テレビで教家庭学習番組を放映する。エマ-ケイト・ラムさんの6歳の娘アノウシュさんは、バーチャル授業に出席する約80万人の生徒の1人。アノウシュカさんと4歳の妹フリーダちゃんは、ロックダウン中、初めてビデオコールでのバレーのレッスンにも参加した。そして新たなオンラインのスキルも学習しようとしている。「娘たちは初めてiPadを使いました。アノウシュカは昨日、初めてのEメールも書きました」とラムさん。ニュージーランドではインターネットにアクセスできない家庭は約8万世帯あるため、教育省は数千台のラップトップと、紙ベースの学習キットを国内の学習生徒に送っている。

ラムさんは、自宅にいて子ども達の勉強を見てやれるのは素晴らしいことだと感じていて、「でも学校が再開されることを願っています。自宅での勉強はよい点もありますが、これで最後になってほしいと思っています」と胸の内を語る。