ニュージーランド国立水族館で飼われていたタコのインキーは、国内でも一般的な種類に属するタコだが、水槽をよじ登り、排水溝を見つけ、150メートルのパイプをくぐりぬけ海に帰ってしまったという。この事件が起こったのは3カ月前だが、公表されたのはごく最近。
このニュースは、CNN、BBCを含む世界中のメディアで報道され、水族館員は問い合わせ対応に追われているという。
ネイピア・シティ・カウンシルのスポークスマン、ロビン・マクレーン氏によると、インキーは壺の中で弱っているのを見つけられ、水族館にやってきたという。その時から2本の触手は食いちぎられていていて、多分サカナと戦ってそうなったと思われていたとのこと。
「インキーは強く生き抜く力をもったサバイバーですから、もと住んでいた海に帰ろうと思ったのでしょう」とマクレーン氏。