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北島沖の活火山、警戒レベル引き上げ

ニュージーランド北島沖の活火山ワカアリ/ホワイト島の噴火警戒レベルが、活動の増加を受けてレベル3に引き上げられました。

GeoNetによると、島内の監視カメラでは火山性ガスや蒸気に混じって火山灰が頻繁に観測されており、衛星からも微量の灰が検出されています。また、観測飛行では噴火口周辺に岩石の落下によるクレーターが確認され、断続的な爆発的活動が発生している証拠とされています。ガス観測や赤外線による温度測定、二酸化硫黄の放出量もわずかに上昇しており、全体として火山活動が増加傾向にあるとしています。現在、航空用カラーコードはオレンジのままで、沿岸住民が硫黄臭を感じる可能性はあるものの、灰の降下は今のところ予想されていません。

GNSサイエンスは引き続き活動の変化を監視する方針です。