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ダニーデンの気候活動家 Eメール偽造で125時間の社会奉仕

ダニーデンの気候活動家、ローズマリー・アン・ペンワーデン氏(64歳)は、石油業界の会議が延期された旨を伝えるEメールを偽造した罪で、125時間の社会奉仕活動を申し渡された。

2019年ペンワーデン氏は、ニュージーランドの石油探鉱と製品協会の年次カンファレンスが気候危機により延期になったという内容を、同組織のレターヘッドとロゴを使ったEメールで、メディアやカンファレンスのスピーカーや代用に伝えた。

判事のマイケル・ターナー氏は、「ペンワーデンは、自分の犯した不法行為に対して反省していない。今後は法に背いた活動を止めるようにしなくてはならない」と結論づけた上で、彼女のコミュニティにおける献身を鑑み、125時間の社会奉仕活動を申し渡した。

ペンワーデン氏は、判事の判決を尊重するとともに、「牢屋に行かずに済んでよかった」と語っている。

「私は普通のおばあさんですが、気候学者の言うことに耳を傾け、理解しています。気候変動は、1本のEメールよりも、社会奉仕よりも、ずっと大きな問題です」とペンワーデン氏。