オークランド、ワトル・ダウンズのツプガ・シピリアノさん(44歳)、マヌレワのソロモナ・トオトオさん(45歳)は、24歳の同僚マトゥ・レイドの発砲した銃弾で命を落とした。レイドは自身を撃って絶命したことが警察に確認されている。
ツプガさんの母親、サモアに住むメナ・シピリアノさんは長男を亡くした悲しみに耐えている。息子の遺体をサモアに搬送して、父親の隣に埋葬したいという願いは聞き届けられなかった。
彼女は数日中にニュージーランドを訪れる予定だ。
オークランドのサモア人コミュニティも悲しみに沈んでいる。グループの代表者であるアプル・アウタガバイア氏は、「大勢が彼の死を悲しんでいます。ご家族にはできる限りの支援をしたいと思います」と語る。
またコミュニティは、何故この2人が標的になったのかという理由を明確にしたいと希望している。
「コミュニティは現在、教会やグループを超えて、サモアコミュニティが一丸となって、悲しみの中にある犠牲者の家族を支えようとしています。同時に、銃撃者は何故彼ら2人のサモア人を狙ったのかを明らかにしたいと願います。今後同じことが起こらないようにするためにも」とアウタガバイア氏。