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パイクリバー鉱山内部で遺体の一部が発見される

約11年前の2010年11月、鉱山の爆発事故によりウェストコーストのパイクリバー鉱山で29人の坑夫が亡くなった。遺族は事故の究明のために、2010年以来キャンペーンを行っている。

警察は最近掘削孔から、少なくとも2人の遺体を確認する映像を回収した。

遺族にとって、事故の真相を明らかにする調査の進み具合はあまりに遅い。

多くの遺族はコメントを避けた。事件がうやむやになってゆくのを是とせず、前へ進めない人たちもいれば、亡くなった坑夫たちは採掘坑で永遠の眠りについており、そのままそっとしておくべきだと言う人たちもいる。

グレイディストリクトのタニヤ・ギブソン市長は、「ご家族にとっては、事故当時の現場を生々しく思い出させる衝撃的な映像だったでしょう」と遺族の胸のうちを思いやった。

ソニヤ・ロックハウスさんの2人の息子は、爆発時に鉱山の中にいた。21歳のベンさんは亡くなり、兄のダニエルさんはたった2人の生存者のうちの1人だ。

「ほぼ風化しかかっていた時に、新たな情報がもたらされたのには驚きました。でも、これで私たちが今まで闘ってきたかいがあったというものです。私は事故の責任者は誰かを明らかにしたいのです」とロックハウスさん。