Southland 地方市議会がニュージーランド最南端の島、Stewart島の観光税を、現在の5ドルから15ドルへの提案をしたことで地元民等より批判の声が出ている。
島内の設備やサービスなど、増加し続ける観光客の対応のためにと、2013年12月9日より島の入場時に観光客が観光税として5ドル支払うこととなった。国内で唯一観光税がかかる場所でもある。
観光税収益は、これまでで75万ドル以上あり、前回の会計年度は、過去最高の19.3万ドルの収入となった。つまり観光客の人数も増えており、昨年度は、その前年度より21%増加のおよそ4万4千人が訪問している。
税金は港や博物館等の建物、トレッキングコースの設備メンテナンス等に使われているが、島住人およそ3500人で、今後増加し続ける観光客をサポートするのは、資金的面で足りず、導入以来初の税見直しをした結果、15ドルが妥当だということとなった。
観光税3倍の値上げについて、主に観光をビジネスとする地元住民達は、観光客が減少してしまうと反対意見で、反対意見は、市議会委員の中にもいる。
特に島を訪れるクルーズ船が増税で、目的地を島以外に変えてしまうのが心配だという。クルーズ客だけでも島を訪れた人数は、6月までの年間でおよそ6,800人と前年度の3倍以上も増えている。