究極のエンターテインメントバンド・破天航路のパフォーマンスを見逃すな！

詳細: カテゴリ: 有名人インタビュー; 2019年02月13日; NZdaisuki.com編集部; 3387

HATENKOHRO NZ TOUR 2019

　今年3月3日(日)にオークランドで開催されるJAPAN DAY 2019でも公演予定となっているエンターテインメントバンド「破天航路」。ギター、ベース、ドラム、バイオリン、殺陣、日本舞踊、ダンスという世界唯一の組み合わせで行うアクロバティックなパフォーマンスは、まさに圧巻です。日本に世界にと今後も活躍し続けていく破天航路のリーダー・SADAさんにお話を伺いました。

まず、破天航路というバンドについて教えてください。

　僕たちは、殺陣や日本舞踊、ダンス、ギター、ベース、ドラム、バイオリンなど、さまざまなバックグラウンドを持つプロが集まって出来たエンターテインメントバンドです。日本の伝統芸能を継承している人はたくさんいると思いますが、僕たちの場合、若い人たちであったり海外の人であったり、日本の伝統芸能についての知識が乏しい人でも純粋に楽しめるような舞台を作るというのがコンセプト。破天航路の発表曲の中には、日本舞踊の楽曲や芸者さんが歌っていたような江戸時代の端唄をアレンジしたものなんかもあります。

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バンド結成のきっかけは何だったのでしょう？

　もともと僕はバンドをやりながら舞台音楽や映像音楽に携わっていたんですけど、その中で舞台役者と知り合う機会があって。いろいろ話を聞くうちに、演劇や舞台だと公演期間だけで上演が終わってしまってもったいないと感じるようになったんです。長い時間をかけて舞台を作り上げても、その公演が終われば見られなくなってしまう。もちろんそのはかなさも魅力の一つだとは思いますが、またほかに何か面白いことができるんじゃないかと思ったんですよね。何かこう、一過性のものじゃなくて、形に残るものとして伝えていけたらいいなって。

破天航路にとって、2018年はどんな年でしたか？

　ありがたいことに、海外公演をすることが多い年でしたね。ヨーロッパツアーではパリ含む4都市を訪問し、18日間の滞在で17公演。それからロンドンにも行きましたし、世界三大演劇祭と呼ばれる「アヴィニヨン演劇祭」にも呼んでいただきました。さらに中国や台湾に行く機会もあって、たくさんの出会いに恵まれた1年だったと思います。それが一番うれしかったこと。役者つながりで人や場所を紹介してもらったり、それがまた新たな公演につながったり、人が応援してくれる力がどれほど大きなことなのかを今、感じています。

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「人が応援してくれる力」ですか？

　例えば、今回行うニュージーランドツアーもそう。2月27日にはウェリントン（要予約）で、3月3日にはオークランドで公演をする予定になっているのですが、ニュージーランドを拠点に「Kimono Kollab」というファッションコラボレート事業を展開しているNoriko Collinsさんと連絡を取り始めたことがきっかけで、ニュージーランド公演が実現しました。実際のツアー中には、Norikoさんとユニテック工科大学の学生が手がけた衣装、そしてニュージーランドの老舗帽子メーカー「Hills Hats」が制作した帽子を装着し、ミュージックビデオ撮影およびパフォーマンスに挑む予定になっています。

そのニュージーランドツアー含め、今年はどんな年になると思いますか？

　ニュージーランドのツアーもとても楽しみですし、今までもいろいろな場所でパフォーマンスをしてきましたが、今年はもう少し制作に力を入れたいと思っています。今考えているのは、童謡や民謡、端唄といった日本の名曲を破天航路なりに集めたCDを作ること。そして、そのためにまず、フィーチャリングアーティストを探そうと話し合っているところです。ビジュアル的に“和”を思わせる破天航路ですが、実は和楽器の奏者は一人もいなくて。だから、和太鼓や琴などの和楽器を使う人たちとコラボできたらもっと面白くなると思いますし、それだけじゃなく、ゆくゆくは洋舞やコンテンポラリーなどのいろいろな文化を取り入れた破天航路らしいイベントを開催できればと考えています。そうして新しい挑戦を続けているうちに、また何か違ったことに出合えるんじゃないかって期待しているんです。

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それでは、ニュージーランドで破天航路を待っている人たちに向けたメッセージをお願いします。

　初めてニュージーランドにお邪魔させていただきます。僕たちのパフォーマンスを見て、日本の文化やエンターテインメントを楽しんでいただけたらとてもうれしいです。そして、恐らく僕たちが経験するであろうニュージーランドの楽しいことをたくさん日本に持って帰って、そこからまた、世界に発信していければと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。