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APEC会議オンラインで

新型コロナウィルスによる世界的な混乱のため、政府はニュージーランドで開催予定の2021年アジア大平洋経済協力(APEC)サミットをバーチャルで行なうと発表。

外務相ウィンストン・ピータースは、国境規制など新型コロナウィルス流行による渡航の不透明さにより、諸外国から多くの高官を招待するための準備を今年の現時期から計画するのは非現実的と発表した。この政府の発表を受けて、オークランド商工会議所からは不満の声が挙がっている。チーフ・エクゼクティブのマイケル・バーネット氏は、実際の会議からオンラインへの移行はオークランドだけでなく国内全域に渡って経済的な大打撃と訴えている。「このサミット中、オークランドには2万人を超える訪問者を見込んでいました。これら人々が利用する宿泊施設、飲食店、または彼らが訪れるであろう国内の別の地域を考えると経済効果は非常に大きなものです」とバーネット氏。

ニュージーランドが国際会議のホスト国になったのは直近では1999年で、21か国が集まり、米国大統領はビル・クリントン、ニュージーランド首相はジェニー・シップリーであった。