ニュージーランド税務局IRDは、確定申告手続きにおける自動査定システムを導入し、2019年税年度分(2018年4月1日~2019年3月31日)より以降、確定申告手続きに必要であった年収及び税支払いの記録がわかる書類personal tax summaryの発行をやめることにした。
つまり税金の払い戻しをするために確定申告手続きをせずにIRDが計算してくれるのだ。流れとしてはIRDから個人に対し申告所得の査定結果表が送られ、それにより、税の返金もしくは納税の可否がわかり、リファウンド対象者は、5月後半から7月前半にかけて、自動的に銀行口座へ戻される予定だ。しかしながら、対象となるのは既に源泉徴収済みの給与等のみを収入としている個人のみとなる。国外での収入や賃貸収入等がある個人は、IRDのオンラインシステムを通じて申告することになる。
IRDでは個人に対し、MYIRをログインし個人情報のアップデート、特にリファウンド先の子銀行口座番号の登録も忘れずにするよう呼び掛けている。