病院に入院している子供達に、2010年から2015年の間に無料で与えられた5000体以上のクマのぬいぐるみが、窒息の原因になるとしてリコール対象となった。

これらのテディベアは、ウェリントンのPhil and Ted’s社で輸入され、ウェリントン、クライストチャーチ、ワイカトの病院で、手術を待つ子供達に贈られた。

2月に商業取引委員会に、クマの首の毛が抜けすぎるとクレームが寄せられた。その後テストで、クマの縫い目が簡単にほどけ、中身がすぐに露出することが分かった。10体がテストされ、5体が毛のテストで、6体が縫い目のテストで基準を下回った。1体は両テストで基準より下と判定された。

Phil and Ted’s社のキャンベル・ゴウワーCEOによると、今回の自発的なクレームは、ある子供がクマの毛を引き抜いていた事象から持ち上がった。「善意の行いがこんな結果になり大変残念だ」とゴウワー氏。