ニュージーランドの電子機器ゴミは、その98パーセントが埋め立てられているという数値が、ある調査で発表された。
ニュージーランドでは、毎年98,000トンの電子ゴミが出るが、リサイクルされるのは、ほんのわずかであるという。この調査を担当したマッセイ大学のヴィクトリア・ブレイク教授によると、ヨーロッパでは電子ゴミ対応が優先化されている点が、ニュージーランドは遅れをとっていると語る。ヨーロッパ諸国では、電子機器製品は収集され、企業は機器の簡単な処分方法がデザインされた製造方法に切り替えている。2017年のグローバルE-wasteモニターでは、2016年の北ヨーロッパでは、電子機器ゴミはその49パーセントが回収されている。片やニュージーランドでは、回収率はほぼ0というのが現状だ。ただし、ニュージーランドでは、実際の数値を裏付けるデータが不足しているという事実もある。急速に著しく増加している電子ゴミに対して、ニュージーランドでも早急な対策が求められる。
ブレイク教授によると、ニュージーランドでは、毎年400万個の冷蔵庫の重量に相当する電子デバイスがゴミとなっている、ということだ。