ニュージーランドには、動物園を含めてトナカイが一頭もいない。
10年ほど前、映画「ナルニア国物語」が撮影された時、演技の訓練をされたトナカイ一頭を国内に持ち込もうとしたが免疫検査で陽性となり輸入が断念された。
そのため、この映画のトナカイは全てコンピューターグラフィックで撮影されている。
ウェリントン北の自然保護地区Staglands Wildlife Reserveには、監視追跡されている16頭のシカが住み、認識されていない若いシカも何頭かいるとされている。
この保護区のマネージャは、「ここならトナカイが生きて行けるかもしれない」とコメント。
Deer Industry New Zealandのチーフ・エクゼキティブは、「トナカイはシカよりも家畜として使いやすい。そりを引いたりするしね。特に今のようなクリスマスシーズンは」と冗談を含んで語った。