クライストチャーチのある開発者が、町中の落書きを減らすためのモバイルアプリを開発した。
このアプリケーションTagstoppersは、落書きの写真を撮って、それをログに追加すると、記録が清掃チームに送られる仕組み。
開発者のビル・ジョンソン氏は、日頃から近所に立て続けに描かれるイタズラ書きにイライラしており、長期的な視点にたって何か役に立つことをしたかったと語る。
落書きの記録を蓄積できる方法を探し、結局見つける事ができなかったジョンソン氏は、開発者という自身のバックグラウンドを生かし、Tagstoppers というウェブサイトとスマホアプリを作りだした。
無料アプリケーションをスマホにダウンロードした後は、ユーザは落書きの写真を撮り、必要な情報を入力してレポートするだけ。
「GPSで落書きの場所を割り出し、住所を拾ってホームページのデータベースに保存します。場所が認識されると、私とシティ・カウンシルに報告される仕組みになっています」
落書き情報は、ボランティアグループとクライストチャーチカウンシルに送信され、落書き消去の対象にするかどうか決定される。
ボランティアグループのSunrise Rotary代表者は、「市の清掃に誰でも協力できるアプリケーション」とジョンソン氏との協力を喜んでいる。
過去に地震に襲われた町クライストチャーチでは、年間80万ドルを建物にされた落書きを消しさるコストに費やしている。