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クライストチャーチ病院、冬の患者急増で廊下に病床 「テント設営」の緊急計画も

クライストチャーチ病院の救急部門が冬季の患者急増で深刻な逼迫状態に陥っている。

同院の救急専門医ドミニク・フライシャー氏は7月30日、ラジオ番組「モーニング・リポート」で、廊下が病床で埋まった場合に備え、屋外にテントを設営する緊急計画が用意されていると明らかにした。

冬場の患者増加自体は例年のことだが、フライシャー氏によれば必要とされる診療件数は年々悪化しており、今年は昨年より「明らかに悪い」という。これまで廊下には病床を通路と平行に並べていたが、より多くを収容するため斜めに配置せざるを得なくなっており、これがスペースを塞いでしまっている状態だ。フライシャー氏は「これは危険なやり方での“工夫”だ」とし、次の手段として病床を積み増すか、駐車場や救急車用スペースにテントを張って患者を収容するしかないとの見方を示した。ただしテント案は「見た目があまりにひどい」ため、できる限り先送りしたいとしている。

廊下の患者にはモニターが不足し、ナースコールや食事提供もない状態で、「あらゆる意味で基準以下だ」とフライシャー氏は語った。数時間、あるいは一晩中廊下で過ごし一睡もできない患者もおり、「本人にとってもスタッフにとっても、つらく動揺させられる状況だ」と述べた。夕方5時頃から廊下は他で診療を受けられなかった患者で埋まり始めるといい、GP(かかりつけ医)の予約が取れず救急外来に回された患者も多いという。

政府は3月に2500万ドルの予算を投じ、冬季需要に対応するため全国の病院に病床を追加しており、7月中旬までに103床が増設される計画で、クライストチャーチ病院にも8床が追加される予定となっている。それでもなお現場の逼迫は解消されていない状況だ。