ニュージーランドの商業委員会は、食料品業界の競争が改善されていないとして、規制と執行を強化する計画を発表しました。
報告書によると、大手スーパーマーケット2社であるフードスタッフとウールワースの支配力が依然として強く、利益率も高止まりしているとのことです。委員会は、競争が機能していれば小売マージンは低くなり、消費者に還元されるはずだと指摘しています。
大手スーパー側は、消費者に還元する努力をしていると反論していますが、委員会は懐疑的な見方を示しています。
委員会は、最大で1000万ニュージーランドドルの罰金が科せられる可能性のある規則や、フェアトレード法のより積極的な活用を検討しており、より強力な行動を取る方針を示しました。また、食料品供給コードが適切に機能していないことも指摘しており、業界の透明性向上に向けて今後も監視を続けるとしています。