ネルソン、ウェストポート、ピクトン、ハンマースプリンング、ゴールデンベイを襲った暴風雨と河川氾濫により、ブラーとマルボロの地域では非常事態宣言が発動された。
記録的な洪水に見舞われたマルボロでは、500家族900人が自宅から避難したが、警報解除後人々は自宅に戻り始めた。
ブラーでは、ウェストポート全住民4,000人の約半数に避難警告が出され、1000人近い人々が避難所で不安な一夜を過ごした。少なくとも100軒が浸水しているとみられる。
政府はブラー地域にNZD30万ドルの災害復旧金を出すことを決定。さらにNZD10ドルをマルボロ地域に送る。
政府の緊急事態管理担当官と地元代議士、市長などがヘリコプターで上空から被害を視察した。
牛や羊の出産時期を前に、繁忙期にさしかかっていた農牧家の被害は甚大だ。
住民にとっても今後は大規模な復旧作業が待ち受けているが、政府はその支援を惜しまないと発表している。