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オークランドハーバーブリッジの公害をめぐって

ハーバーブリッジの近くに住むオークランドのある女性は、ブリッジからの有害な鉄鋼粉じんに関して、近隣住民に何の通達もなかったと憤慨している。

ブリッジ修理時の亜鉛や銅などの粉じんが、Stokes Point Reserveを汚染している事実を交通局が2010年以降認識していたことをメディアが伝えた。有害レベルは高いが、「健康的に許容できるリスク」とヘルスアセスメントが認識していた。オークランドカウンシルは、独立した研究が人体の健康を脅かすものではないと見なしたため、汚染については公開する必要がなかったとしている。ジェイさんとブライアンさんのホロウェイ夫妻は、ハーバーブリッジを180度臨む絵葉書のような家に40年住んでいる。ジェイさんは、公害についてカウンシルが公表しなかったことに不満を持っている。「住民に何の発表もなかったことは問題です。私たちのことは視野に入っていない気がして不愉快です」片や夫のブライアンさんはそこまで心配していない。「それほど深刻な問題ではないと思います」というのが彼の現在の考えだ。

今年の4月5月、ニュージーランド全国ロックダウンに伴いGDPは12.2%落ち込んだが、農業、林業、漁業はわずかに2.2パーセント減に抑えられている。タラナキのダミエン・ロパーさんは420頭の乳牛を飼育するタラナキの農牧家だが、パンデミックが彼のビジネスに及ぼした影響は小さいという。「牛乳は毎日収集されていたし、電気関連でトラブルが起こっても優先的に修理される。ロックダウン中もほぼ通常通り仕事ができた」Yummy Apples社のマネージャー、ポール・ペインターさんは、農業がこの国の成長を促進する希望の星だと考えている。ただし収穫期が近づくにつれ、今年は海外からの労働力に頼れないことを憂慮している。

ホークスベイでは、約1万1,000件の求人が出ると予測されている。