オークランドからの何100立方メートルもの廃棄物が、グレートバリ島の海岸沖に投棄されることに島の住民は憤り、訴訟へと持ち込んだ。
Environmental Protection Authorityは、Coastal Resources Limitedが、オークランドとワイカトから毎年25万立方メートルの廃棄素材を、今後35年間投棄することを容認した。1回目の投棄は、アメリカズカップ開発時の素材であるという。高等裁判所への訴えは、Society for the Protection of Aotea Community and Ecologyからと、グレートバリア島のイウィ代表ケリー・クリンク氏からで、クリンク氏は、グレートバリア島民1,000人ほとんどが、この決断に大いに怒っていると語る。「島にはスーパーもありません。食べ物も、電力も供給されておらず、私たちは水に頼って生活しています」と語った。島はオークランド市に属しているが、フェリーで4時間、あるいは飛行機を使ってしか行けない。
住民の一人は、「オークランドの一部だからといって、ここはオークランドの不要物を捨てる場所ではありません」と、市が容認したことに大いに憤慨している。