クイーンズタウン在住のスリランカ人家族がいよいよ国外追放寸前の状況となり、家族を支える人達数百名がクイーンズタウン市内を行進し滞在延期を求めた。
スリランカ人夫婦と3人の子供達は8年前にニュージーランドへ移住し、妻が学生ビザから就労ビザへ変更した3年後に多発性硬化を発症してしまう。家族の話によると2013年に永住権申請を済ませ、審査中だったものの、今年6月に妻の就労ビザが切れるため、就労ビザの再申請をした際、疾患でひっかかり、妻の就労ビザがキャンセルされ、同時に永住権審査もキャンセルとなり、7月以降家族全員が不法滞在扱いとなっているとのこと。
クリケットチームのコーチを旦那がしているなど、家族は地元コミュニティや学校に貢献しており家族のためにニュージーランド滞在を希望する人達は少なくない。
家族達自身もニュージーランドに移住するつもりで本国には何も残しておらず、母国に帰ったとしても生活が出来ないと訴える。旦那は過去に日本から国外退去命令を受けた経歴があるため、就労ビザの取得は難しいとのことだ。
家族のビザサポートを担当する弁護士は、人道的立場や理由による現地滞在を求めているとのこと。移民局及びProtection Tribunal はこの決定を半年以内に行う予定。