昨年11月オークランドのマンゲア、Mona Avenueの公園で赤ちゃんの遺体が発見された。遺体は「誇りと喜びサモアの文化」と書かれたTシャツでくるまれていた。
マンゲア地域の住民は遺体が発見された場所に因んで、この赤ちゃんをモナと名付け、正式な葬儀を行い墓地に葬ることにした。式には約60人が集まり、学校児童による歌、司祭による祈りなどで式は進み、モナはMangere Lawnに手厚く埋葬された。墓地に捧げられた花やぬいぐるみ、小さな棺桶、墓石などを含む葬儀にかかった費用は地域住民の善意の寄付で成り立っている。
マンゲアの代議士を務めるアウピト・ウィリアム・シオ氏は、「このような事は二度と起こってはいけない。若い母親が困難に直面して助けが必要な時、コミュニティが救いの手を差し出すことができる事を知ってほしい。もし今日この場にモナの母親がいるとしたら、彼女の赤ん坊がみんなに愛されたことを知るだろう」と悲しみを表した。