ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

ルアペフ山ゆれている

映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地でもあるルアペフ山の山鳴りが大きくなっているが、これは必ずしも噴火の予兆ではないと科学者たちは見ている。

噴火口にできた湖の温度が上がり、山は継続して震動しながら硫黄ガスを出し続けている。噴火警告は、レベル1から2の穏やかな警告、へと移った。しかし火山学者のブラッド・スコット氏は、これも火山の歴史の一過程にすぎないと語る。
「わずかな蒸気とガスを発生しているの認識しているが、現時点で大規模な噴火はありそうにない」とスコット氏。

スコット氏はまた、トンガリロ国立公園は安全と言えるが、噴火口まで登るのは勧められないとコメントしている。

ルアペフ山は、トレッキングでも有名であり、多くの人々がトンガリロクロッシングを楽しみにこの場所を訪れる、このルートは、噴火口や美しい湖を眺めながらトレッキングを楽しめるコースだ。
 
トレッカーたちは、クレーターレイクから2キロ以内の危険地域から離れるよう呼びかけている。そのクレーターレイクの水温は1か月前の25度からここ数日で45-46度に上がっているという。

ルアペフ山の小規模な噴火は何度も発生しているものの、大噴火は1895年、1945年、1995-1996年と50年おきに発生している。