ニュージーランドの交通事故数が上昇している一方で、交通への警察動員数が実際減少していることが疑問視されている。
統計によると、警察による交通パトロールが2008年の1,112名から現在975名に減少したものの、交通事故による死亡者数はここ1年で379件と、2009年以降最も酷くなってしまっている。Police AssociationのChris Cahill代表はこの2つの事実が関係していないとはいえないとコメントした。
2016年後半、警察は交通局と資金調達における争議後に、交通警察職員111名を警察他部署へ移動させる等人員削減をしたものの、その後交通職員職員数を戻すため、2017年4月に10ミリオンドルを追加投資した。しかし10名しか新規採用されず今なお101名の交通警官を募集中という状況である。
労働党とニュージーランドファースト党は昨年の選挙の際、2021年7月までに更に1,800名の警官を導入すると公約しており今年中に道路の安全性を高めるための資金調達や、交通事故率の高い道路への速度規制等の交通安全方策を優先的に見直していく必要がありそうだ。