2022年ニュージーランドでは182ミリオントンの土壌が、国内の川に流出していることが、ある調査で発表された。
統計局によるこの調査によると、水流を侵食した土砂の量が最も多かったのが、ウェストコーストとギズボーンとなっている。
土壌侵食は、土地の生産物、水質、地形、インフラなどに大いに影響を与える。
ギズボーンに侵食が多い最大の理由は、サイクロン・ガブリエルの被害によるものだが、この調査結果が出る以前からその要素はあった。
1996年から2018年の間にも、ギズボーンは国内で平均土壌侵食の最も多い地域となっている。
ネルソンは侵食の最も少ない地域で、これはほぼ一定している。
環境と農業調査のシニア・マネージャー、スチュワート・ジョーンズ氏によると、ニュージーランドがかつてないほどの土壌侵食を経験しているのは、急傾斜地、豪雨、地震が原因であるという。