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虐待で重症の少年のために

へースティングスのフラクミア住民が集い、虐待されて重傷を負った4歳の少年のためにカラキア(マオリの祈り)を捧げた。

この少年は身内親類を含む拡大家族のもとに預けられていた時に怪我を負ったが、実際に手を下した人物は今も特定されておらず、警察はオランガ・タマラキ(子どもと家族のための省)と協力し、調査を進めている。調査にあたっているマイク・フォスター警部は、「この怪我は、事故や自傷行為では決してありません。何者かによって数えられないくらい殴打されています。この子が体験した痛みと恐怖は計り知れません」と、虐待が明らかであることを公言している。この暴力により、少年は脳にダメージを負い、障がいが残ることになった。小さなフラクミアのコミュニティは、この出来事に震撼した。コミュニティ・ワーカーのリンジー・アボットさんと住民たちが集まり、この少年のためにカラキアが唱えられた。

「この少年と、そして本来は彼らを愛し、守るべき立場にある者の手で虐げられ、声を上げることもできず苦しんでいるその他のすべての赤ん坊のために祈ります」とアボットさんは涙ながらに訴えた。