オークランドでは最近起こった暴風雨のため下水から汚水が海に流れ込み、一部のビーチを汚染した。
オークランドカウンセルは、市の84のビーチのうち60に対して「普通から高いレベルの感染の危険性」の警告を発した。ところがこれは市民全員に届いたわけではなかった。オークランドの人気ビーチの一つミッションベイでも、ここが汚染警告があったビーチとは気づかず、遊泳を楽しむ人たちが見られた。
ラジオのインタビューでそれを知ったある家族連れは、「知っていたら来なかった」と不満を訴えた。オークランドの急激な人口増加に伴い、豪雨の後下水量が限界を超え、汚水が海に流れ出す問題がたびたび起こっている。ノースショアのミルフォード・ビーチは、クリスマス以来3回も閉鎖された。
オークランドカウンセルは数ビリオンドルをかけて、この問題に対応する予定で、豪雨発生時の下水を貯めるための長さ13キロ、広さ4.5メートルのトンネル作りのプロジェクトを来年よりスタートさせる。