20年NZ在住の私でもひっかかりそうになった・・・。
今日午後、NZポリスと名乗るインド訛りの女性から自宅に電話があり、「3か月前に提出期限だった”IMG0125”なるイミグレに関する書類が出されてないので、裁判に出るか、罰金1,450ドルをすぐ支払いに銀行に行くか今すぐ選びなさい。でなければ警察官がすぐ駆けつけて逮捕し7年間投獄します。」と言われました。最初本物かと思い、言われた昔の住所が違っていたので、最新のものを伝え、携帯番号も伝えてしまいました。
おかしい点・・・
1.書類のことを調べるから一回切っていいか聞いても、録音していて、切るとプロセス中断とみなす、と言われた。
2.もう期限切れで、弁護士などは何もできないから相談しても無駄、と言われた。
3.いますぐ銀行に行って罰金を支払わないと警察官が逮捕しにくる、と言われた。
4.最初の女性と、あとから交代した担当官役の男性も超インド訛りで電話が遠くてノイズいっぱい。話が長引くとイライラして二人とも、「英語が下手だなー!」とか「警察を送り込む!」罵声を浴びせてくる。
5.途中で一旦切り、携帯にかけ直して来た。(後から考えると、偽装した電話番号を表示して信じさせるため。)
6.04のウェリントンの番号に関わらず、Where are you physically?と問いただすと、そいつはオークランドと答えた。(ここで詐欺だと気が付いた!)
7.携帯電話にはウェリントン警察の電話番号043812000が表示されたが、他の番号を表示させることは詐欺師には簡単なテクニック。念のため、ウェリントン警察に電話すると、警察から電話する際は番号表示は必ず非通知なはず、罰金をすぐ払わないと逮捕することはありえない、絶対に対応するな、とのこと。
日本の自宅でオラオラ詐欺の電話を取ったときには全く同様しなかった私ですが、移民として英語に負い目が多少あるのも手伝って、前半10分は全く信じていて、「法廷?警察?逮捕??罰金で早く解決したいなー!」と思い、いろいろな個人的な質問にまじめに答えた私・・・。20分くらいドキドキして対応していて、途中からハッと我に返って、少し冷静になったあと、わざとジラしたら、向こうが切れて「警察をすぐよこす!」と捨て台詞吐いて切りました。
いやー、インドやフィリピンのコールセンターからセールスの電話がかかって来てもまったく動じない私が、こんな電話に30分も付き合ってしまいました。自分の中の未熟さに反省している今日この頃です・・・。南無~(合掌)。
(;´д`)トホホのKiwi Japaneseより