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ニュージーランドの旅行情報

タラナキ ほろ酔いレポート

この秋、手塩にかけてワインやビールを造っているタラナキ地方のワイナリーやブリューワリーを訪ねてみるのはいかが? スタッフの苦労話を聞きながら、テイスティングをすれば、好みの味が見つかるはず。お気に入りの1本を発見したら、あとはインターネットで取り寄せていつでもどこでも楽しめる。
(Quarter 2004秋号より)

Text by Mari Clothier
Photo by Mari Clothier & Shigeru Sato

二日酔いと無縁のビールを造る
White Cliffs Brewing Co.

K・スチュワート著、『The Complete Guide To NZ Beer』でも10点中8点の高得点をマーク

 この南半球一小さなブリューワリーで造られるオーガニック・ビール、「マイクス・マイルド・エール」は、一般人、ビール通を問わず評判だ。キャラメルのような甘さとホップの苦みがほどよくマッチしたこのビールがおいしく、ヘルシーなのは、水道水に処理する際に取り除かれるビタミンBがまだ残る雨水が使用され、添加物を一切含んでいないから。どんな料理にも合うが、衣にこれを混ぜたフィッシュ&チップスは絶品。

 ここでは夏には週に1,000リットルが造られる。ボトルにキャップをするのも、ラベルを張るのも手作業。まさに「ハンドメイド・ビール」なのだ。近々新しく「マウンテン・ラガー」が、そして2005年には「ピルスナー」が発売されることになっているほか、テイスティングルーム、バックパッカーズ、スーベニアショップなども設けられることになっていて、乞うご期待、といったところ。

White Cliffs Brewing Co.
住所:RD 44, Urenui, Taranaki
Ph/Fax:06-752-3676
営業時間:10:00〜18:00
Website:www.whitecliffsbrewery.co.nz
E-mail:info@whitecliffsbrewery.co.nz

フルーツピッキングもできる
Sentry Hill Winery

どのフルーツワインもほのかな甘さで、大人のためのワインというにふさわしい

 買ったばかりのフルーツワインを緑あふれる庭で開けるのは楽しいもの。ここでは、「フェイジョア」、「キーウィフルーツ」、「アップルサイダー」と白3種類、ボイズンベリーを使った「ガリソン・レッド」のミディアムとドライ、ポートワインの「ポート・オブ・タラナキ」と赤3種類のほか、「トゥルーパーズ・グリーンジンジャーワイン」がある。中でも人気はキーウィフルーツとフェイジョア。どちらも独特の甘い香りだが、味はシャープで、クラブソーダで割ると良い。ニュージーランド・フルーツワイン&サイダー・コンペティションで2002年銀賞と銅賞をそれぞれ受けた2種類のガリソン・レッドはボイズンベリーの風味がほど良く好感が持てる。ほかにポート・オブ・タラナキも銀賞に輝いた。

 アルコールの苦手な人は、「アップル&ボイズンベリー」、「アップル&フェイジョア」の2種類のジュースをどうぞ。添加物一切なしのピュアジュースだ。

Sentry Hill Winery
住所:152 Cross Rd., RD 3, New Plymouth
Ph/Fax:06-752-0778
営業時間:9:00〜17:00(冬は月・火休み)
E-mail:ccam@netsource.co.nz

賞総なめの実力を見せる
Cottage Wines

海外からも出品のあるこのコンペティションでダブル受賞を果たしたスパークリング・ボイズンベリー

 ここで醸造される20種類以上のフルーツワインのほとんどがニュージーランド・フルーツワイン&サイダー・コンペティションで賞を受賞。2003年の最多得点賞だけでなく、ベスト・スパークリングワインにも選ばれたのが「スパークリング・ボイズンベリー」で、濃厚なベリーの味とすっきりしたのど越しのバランスは抜群だ。

 このほかにも特にお勧めなのは2種類ある「ボイズンベリー」、「ブラック・ドリス(プラム)」、「フェイジョア」、「ハニー・ミード」など。特にフェイジョアの人気は抜群で、しょっちゅう売り切れになるので、気に入ったらぜひまとめ買いをしておきたい。

Cottage Wines
住所:81 Branch Rd., Highlands Park, New Plymouth
Ph/Fax:06-758-6910
営業時間:9:00〜18:00(週末のみの営業の場合もあるので、事前に確認すること)
E-mail:chris@cottagewines.co.nz

近隣の小川から名を取った
Okurukuru Vineyard

海岸線ぎりぎりまで広がるブドウ園。昨年10月には、沖合いでクジラの姿も見られた

 2003年11月にオープンしたタラナキ地方で初めての大規模ブドウ園。現在は「シュガー・ローフ・アイランズ・シャルドネ」、「ピノ・ノワール」、「ピノ・グリ」の3種類がある。シャルドネは日本酒に似たキリッとした口当たりで、ブドウのすがすがしい香りと味が楽しめる。

 ワインだけでなく、ここで注目したいのはカフェ/レストランから180度臨める、吸い込まれそうな美しさのタズマン海。そのためファンクションルームには結婚式の予約が多く入っている。ほかにもコンファレンスルーム、ワイン造りを見学できるプロダクションルームなども今年中に完成。また近々ワインの種類も増えるので、ますます目を離せなくなりそう。

Okurukuru Vineyard
住所:738 Surf Highway 45, RD4, New Plymouth
Ph/Fax:06-751-0787
営業時間:カフェ 月〜日9:30〜17:00/レストラン 水〜土18:00〜夜遅く
Website:www.okurukuru.co.nz

ホクホクの栗をお酒に変身させた
Cheswood Estate

ラベル制作に5カ月、ボトルのガラスはイタリア製と凝りに凝って出来上がった

 国内で初めて造られた栗のリキュールが「チェスニーク」。2003年8月に産声を上げたこのリキュールは4年をかけて創り出された栗の関連試作品12種類の中から商品化となった苦労の賜物だ。

 国内一、二を争う規模のこの栗園では、計1,200本にも及ぶ3種類の栗を交配し、収穫。皮をむき、企業秘密というシロップに漬け1年で出来上がる。この「秘密」の一つは、オーナーだけが汲みにいくことができる湧き水を利用しているのだそう。

 不思議なことにひと口飲んだだけで、キャラメルのような栗の味にすっかり馴染む。さらにミルクとミックスした「チェスミルク」にトライすると、おいしくて何杯でも飲めそう。このように各種カクテルやコーヒーに、またお菓子に入れるのがお勧めだ。

Cheswood Estate
住所:600 Inland North Rd., Waitara, Taranaki
Ph/Fax:06-754-7288
Website:www.cheswood.co.nz
E-mail:cheswoodestate@ihug.co.nz

この記事は「Quarter 2004年秋号(Issue 16)」に掲載されたものです。記載されているデータ・情報は全て掲載時のものとなっております。予めご了承ください。

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