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知らなきゃ損、損!NZ税金講座 第8回
車や高級品の輸出入に関する税金の知識
法律の改革に伴い、それに関連する税金制度が変改されるのはよくあることです。今年の4月1日からこの国の中古車輸入に関する規制が改められましたが、このことにより、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。今回は車を中心に高級品の輸出入に関する税金について解説します。
(Quarter 2002年冬号より)
2002年4月1日から、日本からニュージーランドへの中古車輸入の対象は、基本的に各車の初年度登録が1996年1月1日以降のものとなりました。これはニュージーランド政府が、ヨーロッパで定められている「衝突安全基準」を採用し、それに適合している車のみの輸入を許可するようになったからです。日本でこれに適合するものは、1996年以降に製造されているものが多いのですが、車種や型番による例外もあります。例えば貨物を運搬するバンや、4WDは、普通車よりも頑丈に製造されているため、もともとこの基準をクリアしている可能性が高く、1996年以前に製造されたものでも輸入できるものが多くあります。
さて、中古車を輸入する場合、どのような税金がかかってくるのでしょうか。ニュージーランドでは、車にかかる輸入関税は現在0%、つまり輸入税はありません。これは個人輸入でも商業輸入でも同様です。ただし、GST(消費税)の支払いは必要になります。GSTの計算根拠はCIFに12.5%をかけたものになりますが、このCIFとは原価(Cost)、品物にかける保険料(Insurance)、そして運送料(Freight)を足した金額を指し、物品の貿易をする場合の経費負担を表します。
日本ですでに車を所有しているのであれば、日本からそれを輸入をする方が、ニュージーランドで中古車を購入するより、基本的に安く上がります。
それではニュージーランドから車を持ち出す場合はどうでしょう。中古車を海外に輸出する場合、基本的に輸出税はかかりませんが、輸出先の国々の関税はかかり、その額は国により異なります。ちなみに、この国では現在、車を製造していないので、新車の輸出はあり得ません。
次に高級品にかかる税金の話です。この国では、たばこと酒類以外の、50ニュージーランドドル以上の物品にはすべて、輸出税がかかります。例えば、宝石などの装飾品には、CIFに7%の輸入税、さらにそれにGSTが、またアパレル商品、靴類の輸入にはCIFの19%の輸入税とGSTがかかります。それぞれの輸入品目に対して輸入税は異なりますので、その都度、税関(New Zealand Customs Service)に照会することになります。輸出に関しては、車同様、ニュージーランドでかかる税金はありませんが、相手国での関税がかかります。
この国の輸出入品には規制されているものが多く、それらはProhibited Itemsと呼ばれ、動植物、家畜、医薬品、化粧品類など、内容は多岐にわたっています。個人で輸出入を行う場合は事前に、よく調べてみることをお勧めします。
また、ニュージーランドに永住、長期滞在している人が、一時的に海外に行き、再びニュージーランドに帰国する場合、ニュージーランドで購入した物品でも、輸入したと見なされる場合があります。そのため、例えば旅先で使う高価なカメラ、ノート型パソコンなどを国外に持ち出す場合は、出国前に携帯品として申告をした方が無難です。
矢野善之(やのよしゆき)
日系海外ホテルで、ファイナンシャルコントローラーとして会計業務に携わった経験を生かし、ニュージーランドにビズワールド社を設立。ビジネス・コンサルティング、留学、ガイド派遣業務を行っている。
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