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ニュージーランドの生活情報

住居 Dwelling

 この国の住居にはさまざまな種類があり、それに伴い、生活スタイルも大きく変わってくる。また収入の増減に合わせて、家を住み替える人が少なくないため、日本に比べ、家の売買も盛んに行われている。また大都市を中心に、海外からこの国に永住し、不動産を購入する外国人も増えてきている。

住居の種類 Varieties of Dwelling

一軒家 Free Standing House
 ニュージーランドで一般的な住居スタイル。2〜5ベッドルームに、リビング、キッチン、ダイニング、バス、トイレといった間取りのものが多く、価格は都市や地区、建物の大きさや敷地の広さによりかなりの幅がある。たいていの一軒家は敷地内に庭が広く取られ、ガーデニングに励むキーウィが少なくない。日本と異なり、新築の家よりも中古の家の売り出しが多いが、オークランドやクライストチャーチなどの大都市では、郊外にある新興住宅地で新築の建て売り住宅が販売されている。

アパート Apartment House
 日本のマンションを指し、大都市に多く見られる住居スタイル。間取りは3〜5ベッドルームに、リビング、キッチン、ダイニング、バス、トイレなどで、例えばオークランドの中心部にあるアパートメントでは、同市の一軒家の価格と変わらないこともある。中〜高層ビルタイプであることから、部屋からの眺望が売りのところも多い。中心部にあることが多く、交通などの利便性を求める人が購入、または賃貸している。

ユニット Unit/タウンハウス Town House
 ユニットは敷地内を2〜6棟が横に続いているアパート形式の住居スタイル。一方、2〜3階建てのものはタウンハウスと呼ばれる。
 いずれも値段や賃貸料金が比較的手ごろなため、一人暮らし、若い世代のカップル、学生などに人気が高い。間取りは1、2ベッドルームにリビング、キッチン、ダイニング、バス、トイレなど。ユニットによってはほかの住人たちと共同の庭がある。タウンハウスは専用の庭が付いているところも少なくない。
 共同スペースの掃除やゴミ捨て場の場所など、ルールがあるところも少なくないので、入居の際に大家に尋ねてみよう。

フラッティング
 一軒家やアパート、ユニット、タウンハウスを数人で借り、ベッドルーム以外のほかの部屋を共有するスタイル。家賃や光熱費などをシェアするため経済的なので、若い世代や学生が多く利用している。また海外からの留学生やワーキングホリデーメーカーなどには、キーウィなどと一緒に生活することで、英語力の向上や、ニュージーランドの生活スタイルを学べるなどの利点がある。

賃貸物件の探し方 How to Find Houses for Lease

 賃貸物件の情報を入手するには、物件を探している地域で発行されている新聞の広告欄や不動産会社が提供する無料の物件情報誌などを利用する。また不動産会社や不動産セールスコンサルタントを通して、探すのも一般的だ。この場合、AREINZの資格を持つ不動産会社、またはMREINZの資格を持つ不動産セールスコンサルタントを選びたい。これらの資格の認定は政府の管理下にある不動産関連の機関、リアル・エステート・インスティチュート・オブ・ニュージーランド(Real Estate Institute of New Zealand)によって行われている。

主な不動産会社
Barfoot & Thompson Limited
Ph:09-307-6300
http://www.barfoot.co.nz

Bayleys Real Estate Limited
Ph:09-309-6020
http://www.bayleys.co.nz

Century 21 Real Estate
Ph:0800-223-688
http://www.century21nz.co.nz

Harcourts Group Limited
Ph:0800-804-805
http://www.harcourts.co.nz

Harveys Corporation Limited
Ph:09-375-7550
http://www.harveys.co.nz

L. J. Hooker
Ph:09-410-9558
http://www.ljhooker.co.nz

Professionals
Ph:0800-806-000
http://www.the-professionals.co.nz

Ray White Real Estate
Ph:09-377-5069
http://www.raywhite.com

リアル・エステート・インスティチュート・オブ・ニュージーランド
Ph:09-356-1755(オークランド)
Ph:04-472-8942(ウェリントン)
Ph:03-366-3660(クライストチャーチ)

不動産の購入法 How to Buy Real Estate

 不動産を購入するにはプライベートセールを行っている売り主から直接買う場合と、不動産会社に仲介してもらって買う場合がある。前者は新聞広告から探すのが一般的で、連絡をしてからその家を見に行き、売り主との間で不動産の購入金額や支払方法などについて話し合う。後者は不動産会社に希望のエリア、金額、間取りなどを伝え、それに適した物件を探してもらう。その際、オークションやテンダーと呼ばれる入札システムでの購入法もある。

 購入したい物件が見つかったら、希望の購入価格などの条件を基に作成した書類を、不動産セールスコンサルタントと相談しながら作成し、それを不動産の売り手に提出する。売り手と買い手の条件が合うまでは何度かこの交渉を繰り返し、最終的に契約書に双方のサインを入れれば契約成立。その後、弁護士に書面で登記に問題がないか確認をしてもらい、指定の頭金を支払う。この頭金の金額は最低でも全体の購入額の10パーセントが必要といわれている。残りの支払額を銀行などからのローンでまかなう場合は、銀行側でその物件を払える能力があるか、などの審査が行われる。頭金を支払った後、物件は売り手から引き渡され、残金を期日までに支払う。

家を建てる Building a House

 この国で家を建てる場合に気を付けたいのは、各地域のカウンシルなどにより定められた住居の規制があること。これは建物の高さであったり、一般住宅を建てることが禁止されている土地であることなど、地域によりさまざまだ。まずは家を建てたい地域の市役所などに尋ね、購入しようとしている土地にどのような規則があるのか、また建てたい家の仮の設計図を見せて、その家を建てることが可能かどうかを聞いてみる。設計図の作成は建築家に依頼することができる。市役所などから無事に許可を得たら、大工や配管工、電気技師を雇って、施行にとりかかる。国内の建築請負師の資格を認定する組織、レジスタード・マスター・ビルダーズ・フェデレーション(Registered Master Builders Federation)で認められた技術者や業者に依頼すると良い。

レジスタード・マスター・ビルダーズ・フェデレーション
Ph:0800-269-119
http://www.masterbuilder.org.nz

引っ越し Housemoving

 新しい住居へ引っ越すには、荷物の運送をしなければならない。この国では自分で荷物を運ぶ場合が多く、運送用の車はレンタカー会社で借りたり、トラックの荷台のような牽引用トゥバーなどをガソリンスタンドで借りる。家具などが多く、自分たちだけでの引っ越しが不可能であれば、業者に依頼することもできる。また引き払う家の電話、電気、ガス、水道の供給を止めるためには、引っ越す前に各社に連絡し、希望日を告げておくと良い。
 賃貸物件の場合は、大家と交わした契約に基づいた退出日を守ること。

主な引っ越し業者
Conroy Removals Limited
Ph:0800-802-376
http://www.removals.co.nz

The Moving Company
Ph:09-274-2650(オークランド)
Ph:04-568-9549(ウェリントン)
Ph:03-342-6286(クライストチャーチ)
http://www.themovingcompany.co.nz

Trans Interntional Moving & Shipping
Ph:09-276-7999(オークランド)
Ph:04-473-1143(ウェリントン)
Ph:03-349-0990(クライストチャーチ)
http://www.transintl.co.nz

電話、電気、ガス、水道の手続き
Getting a Phone, Electricity, Gas and Water Supply

電話
 引っ越し先にすでに電話線が引かれ、電話機があれば、平日の場合、最寄りのテレコムに申し込んでから24時間以内に接続をしてくれる。新たに電話線を引く場合は回線接続料と工事費用として、約120ドルの費用がかかる。(詳しくは「家庭の電話」参照。)

電気
 ニュージーランドの住宅は日本と異なり、電力に頼っていることが多い。レンジはもちろん、バスやキッチンのお湯も電力により供給されている。各家屋には水をためるタンクがあり、それを電力で温めて使用する。築年数の経つ古い家ではシャワーでお湯を大量に使用すると、新たにタンクに水をため、温めるまで長時間待たなければいけないこともある。電気の手続きは各地域の電力会社に連絡し、すでに配線があれば、4時間以内に電気の接続が可能。電気の問い合わせ先は以下の通り。

オークランド
Genesis Energy
Ph:0800-43-63-74
http://www.genesisenergy.co.nz

Mercury Energy
Ph:09-580-4000
http://www.mercury.co.nz

ウェリントン
Genesis Energy
Ph:0800-49-12-12
http://www.genesisenergy.co.nz

クライストチャーチ
Genesis Energy
Ph:0800-521-212
http://www.genesisenergy.co.nz

ガス
 オークランド、ウェリントンなどの大都市では都市ガスが普及しており、特に新興住宅地域の建て売り住宅などにはガスが引かれているところがほとんどだ。そのほかのエリアではプロパンガスの業者からガスを引くことが多い。ガスの問い合わせ先は以下の通り。

オークランド
Contact Energy
Ph:0800-80-90-00
http://www.mycontact.co.nz

ウェリントン
Nova Gas
Ph:0800-66-82-42
http://www.novagas.co.nz

クライストチャーチ
Rock Gas
Ph:03-379-5920
http://www.rockgas.co.nz

水道
 ニュージーランドでは水道代は地方税に含まれていることが多い。不動産を所有している場合はカウンシルに地方税を支払えば水道を使えるが、賃貸の場合は大家が負担するか、賃貸者が支払う。賃貸物件に入居するのであれば、この点を確認する必要がある。水道の問い合わせ先は以下の通り。

オークランド
Metrowater
Ph:0800-367-928
http://www.metrowater.co.nz

North Shore City Council
Ph:09-486-8400
http://www.nscc.govt.nz

Manukau City Council
Ph:09-263-7100
http://www.manukau.govt.nz
Waitakere City Council
Ph:09-839-0400
http://www.waitakere.govt.nz

ウェリントン
Wellington City Council
Ph:04-801-3695
http://www.wcc.govt.nz

クライストチャーチ
Christchurch Water & Waste
Ph:03-371-1748
http://www.ccc.govt.nz

セキュリティー Security

 先進国の中でも治安の良さで定評のあるニュージーランドだが、残念ながら大都市を中心に、住居の安全確保が必要であることも事実。空き巣などの犯罪を防ぐために、家を離れる時は、必ず家のすべてのドアや窓の鍵を閉めて出掛けること。さらにセキュリティー会社や損害保険会社と契約すれば安心だが、スーパーマーケットや電化製品を販売しているショップなどで売られている、自分で取り付けられるタイプのアラームなどを購入することもできる。機械に内蔵されたセンサーが不審者をキャッチするとアラームが鳴るもの、無理にドアや窓を開けようとするとサイレンが鳴るものなど、バラエティーに富んでいる。また天井に取り付け、煙を察知するとアラームが鳴る火災報知器もある。

 自分で行うセキュリティーとして、留守中でも電気やテレビをつけておいたり、ラジオから音楽を流すなど、家に人がいるように見せかけると、空き巣に入られにくい。また旅行などで、長期間にわたって家を空ける場合は、D.Y.O.ショップなどでタイマーを購入し、夕方に電気がつくようにセットしておいたり、信用できる隣人や友人などに家を時々見回ってもらい、不審な点はないかどうか、チェックしてもらおう。その際、郵便受けの新聞や郵便物なども預かってもらえば、紛失の恐れもなく、不審者に留守を気付かれる可能性が低くなる。

主なセキュリティー会社
Black Eagle Security Limited
Ph:0800-581-007(オークランド)
http://www.blackeagle.co.nz

Chubb New Zealand Limited
Ph:09-359-5500(オークランド)
Ph:04-568-4134(ウェリントン)
Ph:03-332-9160(クライストチャーチ)
http://www.chubb.co.nz

Rhino Group Limited
Ph:09-833-9858(オークランド)
Ph:04-477-1222(ウェリントン)
Ph:03-379-7363(クライストチャーチ)

Securitas
Ph:09-525-3833(オークランド)
Ph:04-569-9199(ウェリントン)
Ph:03-379-6884(クライストチャーチ)
http://www.securitas.co.nz

SRT Response
Ph:0508-778-737(オークランド)
http://www.srt.co.nz

メンテナンス Repairs

 中古の家が多い住宅事情のため、日曜大工を得意とするキーウィたちは、メンテナンス業者を当てにせず、自分で修理する人が多い。日曜大工で必要な工具や道具などを購入できる専門ショップがあるため、空き時間を使って、気長に直していくのもいいだろう。もちろん、これらの作業が苦手な人は専門の業者を依頼することも可能だ。

 賃貸物件の場合はまず大家に確認してからでないと、むやみやたらに家屋に手を加えてはいけないのは日本と同じ。そのためにも入居する際に必ず、不備や修理が必要な個所がないかを、大家と共に確認し、修理する必要があれば、その時点で、どちらが費用を出すかなどを話し合う必要がある。

主なD.Y.O.ショップ
Mitre 10
Ph:09-443-9900(オークランド)
Ph:04-902-5160(ウェリントン)
Ph:03-366-6306(クライストチャーチ)
http://www.mitre10.co.nz

Placemakers
Ph:09-356-2899(オークランド)
Ph:04-387-3189(ウェリントン)
Ph:03-348-2039(クライストチャーチ)
http://www.placemakers.co.nz

主なメンテナンス業者
Hire a Hubby
Ph:0800-248-229(全国)
http://www.hireahubby.co.nz

The Handyman
Ph:0800-42-63-46(全国)
http://www.handyman.co.nz

不動産の売却 Selling Real Eatate

プライベートセール
 プライベートセールとは自分で物件を売る方法。まず自分が売ろうとしている物件がどのくらいの価値があるのかを調べることから始めるが、各不動産会社が無料で行っている査定を受けたり、不動産鑑定士に依頼すると、その地域の適正相場での料金が出てくる。その後、新聞広告などを利用し、買い手を探す。プライベートセールの利点の1つに、不動産会社への依頼費を節約できる点がある。

不動産会社に依頼する
 家の販売方法を考えたり、買い手との間の細かい交渉をすべて1人で行わなければならないプライベートセールに比べ、手間が省けるのが、不動産会社に依頼する方法。不動産関係の英語は特殊なものも多いため、ニュージーランドの住宅事情に明るくない人や、英語が苦手な人は不動産会社に依頼した方が良さそうだ。この場合の売却には、以下の5つのような方法がある。

  1. オークション
    購入希望者を集め、競りによって価格を決める。あらかじめ物件の金額が設定されているが、競りによって設定金額以上の購入額になることもある。

  2. テンダー
    オークションと同様の入札システムだが、テンダーは設定金額が表にでることがないため、購入したい人はその物件の適正相場料金などをあらかじめ調べた方がよい。

  3. エクスクルーシブ・エージェンシー
    依頼した不動産セールスコンサルタントが所属する不動産会社が、単独で販売する。

  4. ジョイント・ソール・エージェンシー
    2つの不動産会社が専任となり、物件を販売する。

  5. ジェネラル・エージェンシー
    2社以上の複数の不動産会社に依頼する売却方法。

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