
両替 Money Exchange
海外旅行に出掛けたり、海外にで暮らす限り、必ず一度は必要になってくるのが両替。「両替」とはある国の通貨から別の国の通貨へ、銀行や両替所を通して交換することだ。日本円からニュージーランドドルへの両替は日本でも可能だが、取り扱い銀行が限られる上、レートがあまり良くない。反対にこの国では、日本円は主要通貨のため、レートも良い。両替はなるべくニュージーランドですることをお勧めする。
ニュージーランドで両替する場合、レートは各銀行、両替所によって異なる。レートは以下の4種類。
1. Bank Sells
銀行、両替所が他通貨を売るレート
2. Bank Buys TT
銀行、両替所が送金された他通貨を買うレート
※ TTとはTelegraphic Transfer (電信送金)の略。
3. Bank Buys Cheque
銀行、両替所が他通貨のトラベラーズチェック、送金小切手を買うレート(O/D Rate; Over Draft Rateともいう)
4. Bank Buys Notes
銀行、両替所が他通貨の現金を買うレート
よく銀行や両替所の店頭にはレート表が掲示されている。場合によっては「We Buy Cash」と書かれているが、これは銀行、両替所が客から他通貨を買う時のレートで、上記の4と同じと考えてよい。また、私たちが日本円の現金を買う場合は1のレートが適用される。ちなみにレートはTT→Cheque→Notesの順に良い。一般に週末や平日も夜遅くまで営業している両替所は便利だが、その分レートは割高か、手数料を取られる場合は多い。
日本からまとまった資金を必要とした場合に便利なのが送金。日本の銀行でドルに換金し送金することも可能だが、ニュージーランドドルは、日本ではマイナーな通貨なので両替レートはニュージーランドのそれと比べあまり良くない。
そこで、日本人に有利なのが円送金だ。基本的にニュージーランド国内に他通貨の現金を持ち込む場合限度額があり、それを超える場合入国の際申請が必要となる。
メリット
1. 現金、トラベラーズチェックのように、持ち歩く必要がないので安全
2. レートが現金、トラベラーズチェックに比べ有利
デメリット
1. 送金受け取り人がニュージーランドにいる場合、日本にいる誰かに手続きを依頼する必要がある
2. 小額の送金の場合、手数料がかかるのであまり意味がない
サインすることで現金化が可能な旅行者用小切手のこと。アメリカのように店頭で現金同様に使える国もあるが、ニュージーランドではニュージーランドドルのトラベラーズェックでも一旦銀行、両替所などで現金化しなければならない場合がほとんど。券面にはサインするところが2カ所所あり、1カ所は購入時にすぐサインし、もう1カ所は実際に使うときに相手の目の前でサインする。この2つのサインが同一のものであることが確認されてはじめて使用することが可能だ。尚、購入時には1%の手数料がかかる。
メリット
1. 本人しか使えないので安全性が高い
2. 紛失、盗難などの際も再発行が可能
3. レートが現金に比べて有利
デメリット
1. 両替の度にパスポートなどの身分証明書の提示が求められる
2. 1枚1枚サインをする手間がかかる
3. 銀行などによっては両替する際に手数料が取られることがある
4. 再発行の手続きには、番号控えは別途保管し、使用・未使用のT/Cの番号を把握しておく必要がある
日本国内でのトラベラーズ・チェックの主な入手先
アメリカンエクスプレス
http://home3.americanexpress.com/japan/tcheques/tc/tcheques_default.asp?japan_nav=newhomepage
三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/tc.html
東京三菱銀行
http://www.btm.co.jp/home/tour/index.htm
ANZ銀行
http://www.anz.co.jp/check_exchange/about_exchange.html
いつでもどこでも使えて便利だが、最近は盗難なども増えているので、持ち歩く際はなるべく最小限におさえたい。
メリット
1. サインをする必要もないので手間がかからない
2. 両替の際に手数料がかからない
デメリット
1. 盗難、紛失の危険性がある
2. レートが他に比べ良くない
日本で使うのと同様、店舗やレストランなどで支払いをする際に提示し、サインするだけで済む。日本で作ったカードの場合、支払いは日本の指定口座から決まった期日に、購入額のニュージーランドドルが日本円に両替され、引き落とされる。また現金自動支払機(ATM)でのキャッシング(現地通貨での引き出し)も可能。カードの種類は主にビザカード(Visa Card)、マスターカード(MasterCard)など。JCBカードはニュージーランドでは取扱店が少ない。
メリット
1. 多額の現金を持ち歩く必要がないので安全
2. 銀行などに行って両替をする手間がかからない
3. カードによっては海外旅行傷害保険などのサービスが含まれる
4. 24時間いつでもATMでのキャッシングができる
デメリット
1. 使えるところが限られる。また、最低利用金額が決まっているところがある
2. 加入時に審査があるので誰もが持てるとは限らない。また、ニュージーランドでは永住権や市民権を所持していないと作れない場合が多い
3. 日本で作ったカードの場合、日本の口座から決まった期日に日本円に換算、引き落とされるので、換算レートが引き落とされるまでわからない。また、日本のレートが適用されるのでレートが悪い
4. 盗難後に悪用されたり、悪質な店で伝票の数字が書き換えられるなどのトラブルが発生する可能性がある
5. ATMでキャッシングする際に金利がかかる
6. カード発行手数料がかかる場合がある
日本国内でのクレジットカードの主な入手先
Visa Card
http://www.visa.co.jp/homepage.jsp
MasterCard
http://global.mastercard.com/jp/
日本の銀行が最近発行しているカードで、日本の口座にあるお金を海外のATMから現地通貨で引き出せる。利用する度に日本の口座でニュージーランドドルから日本円へ換算、引き落とされる。
メリット
1. 多額の現金を持ち歩く必要がないので安全
2. 24時間いつでもATMでキャッシングができる
3. 銀行などに行って両替をする手間がかからない
デメリット
1. 利用ごとに手数料がかかる
2. 日本のレートにさらに上乗せされた割高なレートが適用される
3. カード発行手数料がかかる場合がある
日本国内での国際キャッシュカードの入手先
東京三菱銀行
http://www.btm.co.jp/index_indexin.htm
新生銀行
http://www.shinsei-style.com/atm/riyou_kaigai.html
1998年4月1日に日本の外為法が改正された。これは、この外為法(外国為替および外国貿易法)が見直されたことで他国とのお金のやり取りが自由にできるようになったということを意味する。それまでの日本は海外に投資をする場合やお金を海外に送金する場合など直接的ではないにしろ、国に管理され自由に行うことができなかった。
改正で注目すべきは3点。そのうち私たちに深く関わってくる2点について取り上げてみよう。
個人や企業が自由に海外との取り引きや、決済を行うことができるようになったことでグローバル・スタンダード化が進む
国外に銀行口座を開くことが誰にでも許されるようになり、輸出入などの決済も国民1人1人の責任において自由に行って良いということを意味する。例えば日本在住となっている個人や企業(法律用語では居住者)がニュージーランドで口座を持つことはもちろん、ニュージーランドから日本へ帰国する際にレートが良くないので、ニュージーランドドルを口座に残して帰国するなどということは、1998年の改正以前は違法行為だった。
法改正後はこれらを自由に行うことが出来るようになったため、例えば本人は日本におり、ニュージーランド国内で商品を購入する際、ニュージーランド国内での小切手口座の小切手を切り、それを送付して、個人輸入の決済を行うことができるようにもなった。また、企業にとっては取引先の国に銀行口座を設立しておけば、決済の度に海外送金をすることなく、現地での取り引きを行うことができるので、為替リスクにさらされる危険を回避することができる。
今でも比較的手軽に行えることから人気だが、1998年におきた「個人輸入ブーム」もこれも外為法改正によりはじめて可能となったことなのだ。
外国為替業務の完全自由化により、市場が活性化
両替業務を自由化して、為替マーケットを育てていこうということを意味する。法施行後の現在はもちろん合法なので、両替を受け入れてくれるところであればどこでも問題ないが、1998年4月以前の日本の法律では両替のできる場所は原則として外国為替公認銀行(為銀)のみと法律で決められていた。
法律が新しくなってからは、両替場所を指定していた国の制度そのものが撤廃されたため、どんな企業や組織、また個人誰とでも自由に両替をすることができるようになっている。つまり、改正前の日本では、海外旅行から使わずに持ち帰った外貨を友達の持っている他の通貨と交換(売買)しただけで違法と見なされ、懲役3年もしくは100万円以下の罰金という厳しい罰則があった。 また、それまでの日本は超金融経済鎖国主義で、個人と外国の通貨とのつながりがこれほどまでに少なかった国は先進国のみならず、世界中を見回してみても他にはないという、とても珍しい存在だった。
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