
銀行 Bank
長期間ニュージーランドに滞在する予定なら、安全面、資金運営の面からも銀行口座を開設することが必要になってくる。日本の銀行システムと異なる点も多いので、事前に各銀行に問い合わせて、その内容を確認する方がいいだろう。
ニュージーランドの主な民間の銀行は5社。ここに2002年度よりニュージーランドポスト(New Zealand Post)が運営するキーウィ・バンク(Kiwi Bank)が加わった。各銀行ともフリーダイヤルのお客様相談ダイヤルやウェブサイトを設けているので、これらを利用して銀行の各サービス内容を比較検討してみるのが良いだろう。
主な銀行
ANZ Banking Group
Ph:0800-269-466
http://www.anz.co.nz
ASB Bank Limited
Ph:0800-803-804
http://www.asbbank.co.nz
Bank of New Zealand
Ph:0800-275-269
http://www.bnz.co.nz
Kiwi Bank
Ph:0800-113-355
http://www.kiwibank.co.nz
National Bank of NZ Limited
Ph:0800-181-818
http://www.nationalbank.co.nz
Westpac
Ph:0800-400-600
http://www.westpac.co.nz
※ANZ Banking Groupは日本にも支店があり、ニュージーランドに入国する前に日本で口座を開設することも可能。詳しくは、http://www.anz.co.jpまで。
9:00〜16:30 ※ただし、オークランドなどの都市部支店の一部では、土(10:00〜16:00)、日(10:00〜15:00)も営業している。
各銀行とも、さまざまな種類の口座を用意している。銀行によって口座の種類や名称、サービス、各種手数料などが異なるので、自分の目的に一番合った口座を選びたい。銀行口座の種類は大きく分けて次の3種類。
1)普通預金口座(Saving Account)
日本の普通預金口座にあたり、入金と引き出しを常時行える口座。口座を開く時にキャッシュカードの発行希望を聞かれるが、このカードがあると自動現金支払機やショップでの支払いができるシステム、エフトポスが使えるので、キャッシュカードは必要だ。また、電気や電話料金などの自動振り込みを設定することもできる。
2)小切手口座(Cheque Account)
小切手(Cheque)が使える口座。日本では小切手を使う習慣があまりないが、ニュージーランドでは頻繁に使用されているので、小切手があると便利だ。普通、小切手口座には利子は付かないが、最近では最低預金額を設定して、良い率の利子が付く小切手口座を設定する銀行も増えている。各銀行によって小切手の取り扱い手数料、口座維持費などが異なるので、事前に各銀行のサービスを検討してから開設するのが望ましい。
3) 定期預金口座(Term Deposit)
決まった期間に一定金額の預金をすると利子が付く口座で、普通預金口座よりも高い利子が付く場合が多い。通常、定期預金の引き出しは限られているが、中には預金の引き出しがなく、月に1回の預金があるとボーナス利子が付いたり、利息の代わりに車が懸賞として当たるなど、各銀行によってさまざまな定期預金口座が用意されている。
銀行で口座を開くにあたって必要なものは銀行によって異なるが、一般的に身分証明書2点(パスポート、国際もしくはニュージーランドの運転免許証、クレジットカードなど)が必要だ。口座開設の手続きが終わると、口座の種類によって、通帳、小切手やキャッシュカードなどを約1週間で受け取ることができる。キャッシュカードには4桁の暗証番号が必要で、その登録のために再度銀行に行く必要がある場合もある。
ニュージーランドでも自動現金支払機は普及していて、ほとんどの地域に設置されており、銀行の営業時間以外でも24時間利用することができる。利用できるカードの種類が機械の横に表示されており、自分の銀行以外の機械でも使うことが可能。ただし、入金や残高照会など、自分の銀行の機械でなくては出来ない操作や、他銀行の機械を利用した場合に手数料を取られる場合もあるので確認しておこう。尚、銀行によって機械からの1日の現金引出し限度額が決まっていることもある。
ATM操作方法
1. カードを入れる。
↓
2. 暗証番号を入力する。
↓
3. 口座を選ぶ。
↓
4. 金額を入力する。
↓
5. 金額を確認し、オーケーボタンを押す。
↓
6. カードを受け取る。
↓
7. 現金を受け取る。
※金額は20ドル単位で入力すること。10ドル、30ドル、45ドルといった金額を入力すると、再度切りのいい数字の金額を入力を求められる。
※残高を知りたい場合は、5.と6.の間にオプションとして、残高証明が必要かどうか尋ねられるので、Yesを入力する。
※暗証番号を3回間違えるとカードが機械から出てこなくなり、その場合には身分証明書を持って窓口に行き、カードを返してもらわなければならないので注意。
日本では使い慣れない小切手だが、ニュージーランドでは一般的でほとんどの支払いに使うことができる。特に、郵送で支払いを済ませる場合、安全性の問題から、現金を送ることはなく、小切手を送る場合がほとんど。ただし、小切手の銀行手数料が高い点や、銀行で処理されるのに時間がかかることから、最近ではエフトポスや自動振込、自動振替の方の利用率が高くなっている。
小切手の書き方
1. 金額は英語と数字の両方で記入する。英語で記入する際に注意する点は、金額の変更を防ぐために、文字と文字の間、数字と数字の間を空けないようにすることと、ドルのあとにOnlyと加えるなど。例えば、「85ドル23セント」を書きたい場合は、「Eighty five dollars and twenty three cents only」とする。
2. Payのあとには受取人を英語で記入する。Or Bearerは小切手を持ってきた人への支払いを意味し、支払う相手が決まっている場合にはこれを二重線で消す。
3. 小切手の左上に二重線を斜めに引き、「N.N.(Not Negotiable)」と記入すると、銀行は受取人以外の口座に金額を振り込むことができないので悪用防止になる。
4. 一番右下の下線上に自分のサインをする。
スーパーマーケットやショップだけでなく、旅行代理店からホテル、レストランなど、金銭の支払いが生じるほとんどの場所で利用できるのが、エフトポスという便利なシステムだ。これは現金を持っていなくても銀行のキャッシュカードで支払いが出来るので、現金を持ち歩かなくて済み、安全性が高い。加盟店ではレジのところに端末機械が置いてあり、自分の暗証番号を入力して、口座を選ぶだけの簡単な操作。さらに、請求金額以外に現金を引き出すことも出来る。
ニュージーランドでは、電話やコンピュータを使った銀行手続きのシステムが一般的で、銀行窓口での手数料よりも安く、自宅で銀行手続きを行うことが出来る。
電話の場合、各銀行とも通話料無料のフリーダイヤルを24時間体制で設けており、自分の口座番号、暗証番号などを電話のナレーションに従って入力するだけで、口座の残高証明や明細などについて把握することができる。
コンピューターを使ったオンラインバンキングについては、電話を更に便利にした方法で、24時間自宅から銀行のコンピューターにアクセスでき、口座の残高や明細がスクリーン上で一目瞭然にわかるだけでなく、電気や電話料金などの自動支払いを設定したり、その日の外貨両替率を調べたりと、多種多様なサービスを提供している。
海外への送金は、電信送金の方法が一般的で、「通知払い」と「請求払い」の2種類がある。
通知払いは受け取り人の口座に直接振り込まれるが、「請求払い」の場合は銀行宛に送金され、受取人は身分証明書を提示して現金を受け取る。海外送金の手数料は銀行によって異なり、時間は掛かるが銀行小切手を利用する方法もある。
各銀行では日本円をはじめとする主な外貨の口座を開くことができ、普通預金口座、もしくは定期預金口座を選ぶことができる。口座を開くには身分証明書が必要。定期預金の場合には最低預金額が決められている。
円建て口座のメリットとしては、預金や引き出しの際にニュージーランドドルに換算することなく手続きできること、日本円を使う際に両替の必要がないことなどが挙げられるが、利子レートが国内レートよりも低かったり、引き出しの際に事前に銀行に連絡しなければならない場合もあるので、よく確認しよう。
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