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ニュージーランドの生活情報

ペットを家族の一員に
ニュージーランドでペットを飼おう

豊かな自然環境を保護するため、動物管理においては日本よりも先進国といえるニュージーランド。ペットに対して無責任な飼い主は、実刑や罰金刑に処せられる場合もある。成り行きや勢いだけでは、命ある動物の面倒は見切れない。国内でペットを新たに入手したい人も、日本からペットを連れて来たい人も、しっかり心と環境の準備を整えて、家族の一員にペットを迎えよう!
(Quarter 2003年春号より)

国内でペットを手に入れる

広い庭、ゆったりとした間取りの家が多いこの国では、ペットにとっても恵まれた環境が整っている。全世界共通の定番ペット、イヌ・ネコはもちろんのこと、小鳥やウサギなどの小動物、観賞魚の人気も高い。中にはドンキーや馬、羊、牛などをペットとして飼っている人もいる。国内でペットを手に入れるには、知人から譲り受けるほかに以下のような方法が考えられる。


1. 新聞や雑誌のペット欄で個人取引

地方新聞の多くが、定期的にペットに関する情報交換のためのコーナーを設けている。ローカル発行のトレード情報週刊誌などもチェックして、個人取引にトライしてみよう。ブリーダーも子イヌや子ネコが生まれると広告を載せることが多い。

長所:旬の情報を入手できるので「すぐにでも飼いたい!」という人には適した方法。値段交渉も可能かも?
短所:飼いたいペットの情報があるまでチェックを続けなければならない。交渉の際には英語力も必要

2. ブリーダーから直接入手

国内で発行されているペット専門誌やブリーダー登録組織の提供する情報を駆使して、信頼できるブリーダーを探そう。飼いたいペットの種類が詳細に決まっている場合は、ブリーダーに希望を伝え、条件に合うペットが生まれたら連絡をもらえるよう頼んでおくとよい。

長所:血統書付きのペットを飼いたいなら、その種の専門家から買うのが一番安心。購入後も責任を持って相談に乗ってくれる場合がほとんど
短所:飼いたい種類のペットのブリーダーが近くにいるとは限らない。運良くいたとしても、すぐに条件に合うペットを入手できるとは限らない

『Pet New Zealand』
全国のペット情報が満載のフルカラー
季刊誌。5.95ドル
出版社:The Fusion Group Ltd.
Website:http://www.petmag.co.nz

イヌのブリーダー探しには
New Zealand Kennel Club
問い合わせ:04-237-4489
Website:http://www.nzkc.org.nz

ネコのブリーダー探しには
New Zealand Cat Fancy
問い合わせ:09-420-5971
Website:http://www.nzcatfancy.gen.nz

3. ペットショップから購入

大型ペットショップでない限り、イヌ・ネコの店頭販売は少ない。「衝動買いしたものの飼い続けられない」という無責任な飼い主が増えるのを防ぐためだ。小動物、観賞魚などはよく目にするが、何を買うにしても、ペットの管理が行き届いているか確かめてから購入しよう。

長所:近所のペットショップなら、移動もラクラク。親切で知識のある店員がいる店なら、購入後も相談に乗ってくれるかも
短所:ペットの病気や性格・身体上の問題を隠して売る店もあるので注意

4. SPCAに保護された動物の里親になる

SPCAとは「Society for the Prevention of Cruelty to Animals」の略称で、 動物虐待を防止するための非営利組織。イギリスで1824年に発足し、1878年にはニュージーランドにも活動の輪が広がった。スタッフの多くはボランティアで、運営のほとんどは寄付によってまかなわれている。保護した動物の里親探しもここで行われている数多い活動の一つ。里親になるための条件、引き取りに掛かる費用などは、動物の種類や全国50カ所以上に点在する各SPCAによって異なる。管轄地域のSPCAに問い合わせてみよう。

Royal SPCA New Zealand
オークランド、ウェリントンなどの独立SPCAを除く全国ローカルSPCAの運営を統合している。
問い合わせ:09- 827-6094
Website:http://www.rspca.org.nz

SPCA Auckland
空港近くのマンゲレにある「アニマル・ビレッジ」で、毎日10:00〜16:00に里親を探している動物と面会できる。引き取り費用は、イヌ155〜175ドル、ネコ30〜75ドル(2003年8月現在)。里親になるには住居、家族構成、ビザなどに関する条件あり。
問い合わせ:09-256-7300
Website: http://www.spca.org.nz

藤本靖子さん

ボランティアが支える里親探し

 現在900人以上のボランティアが登録しているSPCAオークランドだが、多くの人は週末にしか来られず、平日シフトは常に人手不足。仕事内容を正確に理解できる英語力があれば、ビジタービザでも活動に参加できる。昨年12月から平日5日間フルタイムで働いている日本人ボランティア、藤本靖子さんにお話を伺った。  「実はイヌを飼ったことはないのですが、テレビ番組で見た検疫犬の賢さに感動して、いつかイヌと一緒に働きたいと思うようになりました。ワーキングホリデービザで入国し、英語力を伸ばしながらイヌについて学ぶ方法を探していたとき、ここの活動を知りました。いま、多い時で70匹くらいのイヌを世話しています。1匹ずつとの交流期間は短いのですが、かわいがれば応えてくれるイヌの世話はやりがいがあります。何もかもが勉強の毎日です」

この記事は「Quarter 2003年春号(Issue )14」に掲載されたものです。記載されているデータ・情報は全て掲載時のものとなっております。予めご了承ください。

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