
Cafe Mania

キャサリン・ベルさん
(エピキュリアン・ワークショップ・オーナー)
最近は、お湯を注ぐだけのインスタントコーヒーから、ひいた豆を使ってプランジャーで比較的簡単に入れられるもの、ストーブトップやちょっと値の張るマシンでいれるエスプレッソまで、「コーヒー」と一言でいってもいろいろな入れ方があります。どんなコーヒーが好みなのか、どれだけコーヒーに対して真剣なのか、入れるのに時間をどれだけかけられるのか、そしてバジェットはどれぐらいなのかによって、入れ方、器具を選べばいいと思います。ただし、私個人の意見としては、やはりインスタントコーヒーはちょっと。フリーズドライのものはまだましだと思いますが、私はインスタントと豆で入れるコーヒーはまったく別のものと考えています。

キャサリンさんお勧めのエスプレッソ・マシン、「Nemox Napolitana Espresso」(上)
コーヒー・マニアはアウトドアへは「Mini Coffee Maker」を持参(下)
入れ方のチョイスはバラエティーに富んでいますが、その中でも、ニュージーランドの一般家庭で最もポピュラーなのが、プランジャー。これを使ったおいしいコーヒーの入れ方を紹介しましょう。まず、ポットを温め、コーヒーを入れます。そしてお湯を沸かし、沸騰後1分ほど待ってから、お湯をポットに注ぎます。沸騰直後のお湯を注ぐと豆が焦げてしまうので、注意してください。そしてふたをして5分間待ちます。待つ時間が短すぎても、長すぎてもおいしいコーヒーはできません。それから取っ手を静かに下に下げます。その時何も抵抗なく、下に下げることができたら、待つ時間がちょうど良かったということになります。コーヒーはもちろんいりたて、ひきたてに限ります。
こうした入れたてのコーヒーに合うものといえば、やはり甘いもの。辛口のものには合いません。ケーキやクッキー、クリームなどが乗ったパンなどが合いますし、特にチョコレートとの相性は抜群です。それと、コーヒーを飲む時に参考にしてほしいのですが、ミルクのたくさん入ったコーヒーは朝に飲み、昼食や夕食の後にはミルク無しのエスプレッソなどを飲むといいですよ。こうするのが、一番おなかに優しい飲み方です。ぜひ試してみてくださいね。

リンダ・マホニーさん
(エピキュリアン・ワークショップ・バリスタ)
「バリスタ」というのは、アートともいえるコーヒーについてトレーニングを受けた人のことです。私もトレーニングを受けましたが、期間はたった1日! もちろんこの1日のうちにすべてのことを習得できるわけではありません。真剣に続けたい人はこの後、マシンを購入し、自分で何杯も何杯もコーヒーを入れて練習するのです。一発でおいしいコーヒーが作れるようになる人もいますが、たいていの人はそうではなく、作れば作るほど上達することが多いようです。私はお休みの日を除いて、毎日朝から夕方までコーヒーを入れて、3年になります。

ひきたてのコーヒーを器具に詰める(上)
ミルクを適度な熱さに温める(下)
バリスタがおいしいコーヒーを入れるためのコツは、ひきたてのコーヒーをどのように器具に詰めるかにあります。強く押して詰め過ぎるとマシンからコーヒーが出てくるのが遅くなるので、すぐ分かります。こうしたものは焦げくさく、苦くなってしまいます。その一方で押し方が弱過ぎると、コーヒーはすぐにマシンから出てきますが、色も味も薄くなってしまうのです。
驚かれるかもしれませんが、私がバリスタとしてコーヒーを入れる際に最も注意しているのは、ミルクの入れ方です。ミルクを温める際、適温となるように温度計を使うバリスタが多いですが、私は手で触ってみて3秒以上触っていられないぐらいを目安にしています。そしてうまくかき混ぜると、ミルクの表面の泡は小さく均等なものになり、シルクのようにスムーズで光沢を帯びてくるのです。こうしたミルクでしかおいしいコーヒーは作れません。
ニュージーランドで性別に関係なく、最も好まれているのはラテでしょうね。次がフラットホワイトとカプチーノ。モカチーノはティーンエージャーの定番です。ちなみに、フラットホワイトというのは、ニュージーランドとオーストラリアにしか存在しません。お気付きでしたか?>>次のページへ
Epicurean Workshop
グルメなオークランダーに絶大なる人気を誇るショップ。コーヒー・マシンだけでなく、料理に必要な道具類が豊富な上、奥ではクッキングクラスが催行されている。リンダの入れるコーヒーは入ってすぐのカウンターで飲むことができる。
6 Morrow St., Newmarket, Auckland
Ph:09-524-0906
営業時間:月〜金9:00〜17:30(土16:00)、日10:00〜16:00
Website:www.epicurean.co.nz
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