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人間と自然が一体になる旅 トランピング
有名なトラックだからといって、必ずしも満足のいくものとは限らない。どんなものに興味があるか、何が見たいのか、どんな環境を求めているのかによって、各人のお気に入りのコースは千差万別。私たちの前には、実にバラエティー豊かな自然がその姿を現し、手招きしてくれている。

©Department of Conservation
難易度 ★〜★★
所要日数 2泊3日
展望の良さではピカイチのコース。テアナウ、クィーンズタウンのどちらからでも歩けるが、前者からの方がお勧め。ツリーフューシャやブナの原生林を歩いていると、カカをはじめ、多くの鳥に出合える。少し余分に歩くことになるが、キーサミットはぜひとも訪れてほしい。ここからの360度の展望は、息を飲むばかりだ。2日目の後半、岩だらけになってからの下りは、雨が降ると滑りやすくなるので注意。ハリス湖を通りすぎた辺りで振り返ると、何段にも重なった滝が目を楽しませてくれる。3日目はハットを少し下ったところからいきなり森となり、それが下るにつれて、いよいよ深くなる。下生えのコケの美しさは、まさに光る緑のじゅうたんだ。雨が降った方がその美しさは格段に増す。ここからの道はほとんど平坦か下りで、とても歩きやすい。
問い合わせ先 Great Walks Bookings Desk(DOC)
Ph:03-249-8514
Fax :03-249-8515
Email:greatwalksbooking@doc.govt.nz
※ハットは要予約

©Department of Conservation / S.Frimmel
難易度 ★★〜★★★
所要日数 日帰り
噴火の記憶がまだ新しい、北島の最高峰、ルアペフ山の火口湖へと登る。標高が高く、天候の変化も激しいので、このエリアについての知識豊富なガイドを付けることをお勧めする。森林限界(高緯度地方や高山の森林生育の上限)を越えた地点からひたすら登りが続くコースなので、暑さ、寒さの両極端にさらされても大丈夫な準備が必要だ。つまり、日よけの帽子、日焼け止めと一緒に、フリース、厚い手袋、雨具、サーマルタイツも持っていくこと。道路が終わるトップ・オブ・ザ・ブルースから登り始めても良いが、ちょっと怠けてリフトを使い、2,000メートル地点まで、まず行ってしまうこともできる。度重なる噴火による溶岩流が作り上げた奇っ怪な岩の庭を登り、湯気を上げる火口湖を見下ろす。タウポ湖やタラナキ山など、展望も素晴らしい。
問い合わせ先 Ruapehu Area Office(DOC)
Ph:07-892-3729
Fax:07-892-3814
ガイド Pete Outdoors
Ph:07-892-2773
Fax:07-892-2775
E-mail:PeteOutdoors@xtra.co.nz

©Kanji Saito
難易度 ★〜★★
所要日数 3泊4日〜4泊5日
南島の北部、ゴールデンベイから西海岸へと抜けるコースで、多様に変化する景色が素晴らしい。コリンウッド側から入るのが一般的。ブナの森の中を徐々に高度を上げながら進んでいき、突然開けたと思ったら、峠に出る。グーランド・ダウンと呼ばれるタソック(叢生草本:根元から茎が束になって生える、この国やオーストラリア独特の草)の高原台地は広大で、天気が良ければタスマン海やタラナキ山まで展望できる。その後、トラックは森を眺めながら、高度をゆっくり下げていき、小さな森に出たり入ったりを繰り返す。そして、しばらくするとニカウが頻繁に目に付くようになる。ヒーフィー川に沿って西海岸へと抜け、ゴールのコーハイハイまでは、右に西海岸の荒波、左に深い森を見ながらのウォークだ。コーハイハイには電話があるので、これでタクシーを呼び、カラミアへ出る。
問い合わせ先 Golden Bay Area Office(DOC)
Ph:03-525-8026
Fax:03-525-8444
E-mail:GoldenBayAO@doc.govt.nz

©Kanji Saito
難易度 ★〜★★
所要日数 日帰り
氷河の景観と雨林を一度に楽しめる、世界でも珍しいコース。フォックス氷河の上を歩く氷河ウォークは、クレバスなどの危険な個所が多くあるので、しっかりとしたガイドが案内するツアーに参加すること。氷河の末端を横目に、森の中を斜めに高度を上げていく。斜面に取り付けられた細い階段を通って岩肌を回り込む辺りから、雄大なこの氷河の全貌が見えてくる。夏なら、暑くてシャツ1枚でも汗が吹き出るほどの上りだ。ある程度登ったところで、氷河へと降りていく。氷河のすぐ脇まで来ると、気温が一気に下がる。これは氷で冷やされて重くなった空気が氷河沿いに山から降りてくるためで、フリースを着ても涼しく感じるはず。簡易アイゼンを履き、ガイドの後をついて一歩一歩進む。溶けた水が流れ込む大きな洞窟では、神秘的なまでに深い青色の氷が迎えてくれる。
問い合わせ先 Fox Glacier Field Centre(DOC)
Ph: 03-751-0807
ガイド Alpine Guides
Ph:03-751-0825
Fax:03-751-0857
E-mail:foxguides@minidata.co.nz

©Kanji Saito
難易度 ★★★
所要日数 4泊5日以上
まだ人間が誰も足を踏み入れていなかったころのニュージーランド。それを思う存分、嫌というほど堪能できるのがこのコースだ。天候が良く、毎日歩けたとして、片道で4日、往復するなら最低でも8日間はかかる。マナポウリ湖をボートで渡り、ウェストアームから歩くのが一般的なコース。途中のトラックは、とても整備されているという状態ではなく、雨で川の水位が上がると、渡るのが大変な個所、泥まみれになるところなどが数多くある。ただし、それだけ努力をして歩く価値は十分。ここは、キャプテン・クックが訪れたころそのままの手つかずの自然が、今も変わらず残されている貴重な場所なのだ。ダスキーサウンドはフィヨルドの奥深くなので、波もなく、海とは信じられないほど静か。自分で採った貝や釣った魚などを、野外で味わうのもここでの楽しみの1つ。
問い合わせ先 Fiordland National Park Visitor Centre(DOC)
Ph:03- 249-7924
Fax :03-249-7613
Email:fiordlandvc@doc.govt.nz

©Kanji Saito
難易度 ★★
所要日数 1泊2日以上
巨大なニジマスを擁することで知られる、ナルロロ川の源流へ踏み入れるコース。何度も川を徒渉しながらの歩きとなるので、ウェーダーを履くか、腰から下はびしょぬれになることを覚悟すること。いずれにしても、トレッキングシューズではぬれた石は滑りやすいので、ウェーディングシューズ(薄いウェーダーの上に履く靴)の方が良い。タイハペとネイピアを結ぶ道、ジェントルアニーを車で走り、川のほとりにある大きなキャンピンググラウンドがスタート地点となる。歩き始めてしばらくは魚影は薄いので、キャメロンハットまで一気に歩いてしまうのも手だ。ハットまでは、釣りをしながらなら6時間、釣りをしないで歩けば2時間半。ここをベースにしてもいいし、次のキーウィマウスハットまで釣り登ってもいい。ハットから尾根を上がる道があるので、川が増水したらこちらを利用する。
問い合わせ先 Hawke's Bay Area Office(DOC)
Ph:06-834-3111
Fax:06-834-4839
ニュージーランドのさまざまな自然の姿に触れられるよう、今回紹介したエイベルタスマン・コーストトラック、ヒーフィー・トラック、ルートバーン・トラックの3コースを含めた9コースが、DOCによりグレートウォークスとして選ばれている。残り6コースも魅力たっぷりなので、ぜひ歩いてみたいものだ。
湖と深い雨林を巡る旅
レイクワイカレモアナ・トラック -Lake Waikaremoana Track
所要日数:2泊3日〜3泊4日
問い合わせ先:Aniwaniwa Visitor Centre(DOC)
Phone : 06-837-3900
Fax : 06-837-3722
E-mail:urewerainfo@doc.govt.nz
世界遺産の火山とマオリ文化を体験できる
トンガリロ・ノーザンサーキット -Tongariro Northern Circuit
所要日数:2泊3日〜3泊4日
問い合わせ先:Whakapapa Visitor Centre(DOC)
Ph:07-892-3729
Fax:07-892-3814
E-mail:whakapapavc@doc.govt.nz
古代の森をたゆとう川旅に出掛ける
ワンガヌイ・ジャーニー -Wanganui Journey
所要日数:4泊5日
問い合わせ先:Pipiriki Office(DOC)
Ph:06-350-9700
Fax:06-350-9701
世界一美しい散歩道を行く
ミルフォード・トラック -Milford Track
所要日数:3泊4日
問い合わせ先:Great Walks Bookings Desk(DOC)
Ph:03-249-8514
Fax :03-249-8515
E-mail:greatwalksbooking@doc.govt.nz
※入場制限あり。要予約
氷河の作り出した雄大な景色は圧巻
ケプラー・トラック -Kepler Track
所要日数:2泊3日〜3泊4日
問い合わせ先:Fiordland National Park Visitor Centre(DOC)
Ph:03- 249-7924
Fax :03-249-7613
E-mail:fiordlandvc@doc.govt.nz
数多くの鳥たちが住む楽園に足を踏み入れる
ラキウラ・トラック -Rakiura Track
所要日数:2泊3日
問い合わせ先:Stewart Island Information Centre(DOC)
Ph:03-219-1130
Fax:03-219-1555
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